Wood HousE てくてく 斑尾


東急タングラムリゾートに隣接するペンション村にある「Wood HousE てくてく」は、日本で唯一(?)の和風割烹ペンションだよ。建物は本格的なログハウスなのに、お料理は、もと寿司職人のオーナー・シェフならぬオーナー・板前さんが作る寿司懐石というちょっと変ったお宿だよ。「山の中でどーしてお寿司なの?」と疑問に思った君、学校で習った日本地図帳をもう一度おさらいしようね。斑尾高原はほとんど新潟県なので、日本海の新鮮な魚が車で1時間も走らずに手に入るんだって。

若いオーナー夫妻が、一生懸命に工夫しながら頑張っていて、それが爽やかで微笑ましく、ママはすっかりファンになっちゃった。ワンコの泊まれる部屋は一部屋だけだけど、オーナー夫妻は大の犬好きで、そもそもこのお宿の営業部長はキャバリアのクリーム君なんだ。もっと気楽にワンコにも泊まって欲しいけど、最初の頃トラブルがあったので、ちょっとワンコに厳しくせざるをえなくなってしまったのが悩みの種だそうです。僕たちも気をつけなくちゃあね。

付近には妙高高原や黒姫山、野尻湖などハイキング・コースがたくさんあるし、タングラムのスキー場は歩いていける距離だから冬はスキーやカンジキを履いてのお散歩も楽しめるよ。オーナー・板前さんは釣りも趣味なので、穴場を教えてくれるかも。


ワンコが泊まれるのは、2階のこの一部屋だけ。ログハウスなので、天井が三角形になっていたり、太い木の柱が山小屋風。ちょっと手狭だけど、ベッドの寝心地はとっても良いらしく、森の静寂に包まれて、ママもパパも寝過ごすほどぐっすり眠っちゃった。

洗面所・トイレは共同。お部屋ごとに貸切のお風呂は24時間入浴可能。
お部屋には、テレビ、タオル、歯ブラシ、石鹸、コロコロ完備

談話室には、大きな暖炉があって、ゆったり寛げるよ。

残念ながら、ワンコは客室以外はNG。

館内のいたるところに、お花やちょっとした小物や、小さな水槽が飾ってあるのがなんともステキな雰囲気。室内装飾は、オーナー・ママさんの担当。

太いログ目と窓の外の緑とのコントラストが美しい食堂。

壁にはアンチークの振り子時計、さりげなくジャズなんか流れているところもオーナー夫妻の趣味の良さが偲ばれます。

食後には、もてなし上手のオーナー夫妻とのおしゃべりも楽しみ。


これが噂の寿司懐石。日本海のおいしい魚と山の幸の両方に恵まれた土地柄を生かしての日本料理は、素材を大切に、一つ一つとても丁寧に作ってある。(フラッシュのせいで、写真はあまりおしそうに撮れてないけど、ごめんね)

今回のメニューは、最初が、甘い味噌を巻いた秋刀魚と甘海老の頭の揚げ物、鯛の焼き物、「みず」と地元で呼ばれる山菜、柔らかく炊いた蕪のあんかけのホタテ添え、鶏の焼き物。そして、最期が見事な甘海老と秋刀魚のお寿司に、お魚のダシがとてもよくきいたお吸い物。

自称グルメ、実は単なる食いしん坊のママも「なんて、おいしいの!」を連発して大絶賛。飲兵衛のパパも、「こりゃ、酒がすすむ」と大満足。ちなみに日本酒の品揃えも豊富らしい。

山菜も自分で山に摘みに行くそうで、その途中でクマと遭遇したこともあるんだって。お宿の周りには、キツネや狸、ムササビなんかも出没するらしい。


こちらは、朝ご飯。
ホクホクのカボチャの煮物に、韮を巻き込んだ卵焼き、そして脂ののったとろけるようなシャケ。ご飯はキノコの炊き込みご飯で、内緒だけど、ママは2回もお代わりしたんだぜ。

食後のコーヒーも、厳選したコーヒー豆に合う清水をあちこち捜して回ったほどのこだわりよう。
連絡先 長野県上水内郡信濃町大字古海2388−15
電話:026−258−3545
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2003年9月



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