松栄堂

　松栄堂（伊那秩父第３番札所）

　　　　所在地（江戸時代の村名）：阿智村伍和上郷（向関村）　　　　　　

＜御詠歌＞
　幾度も願ふ大悲のちかひには
　浮世のつみをはらふ松風

　上郷の屋号「大宮」、美濃部氏宅の後ろにあったお堂である。
　『下伊那郡案内道中記』によると、本尊は聖観世音、「同所に菅原天満宮並びに松有り」と記されている。

　観音堂は明治初年に廃堂となって、現在は石塔を残すばかりであるが、天満宮は小山八幡社境内（入口左手）に移された。
　持仏は金勝堂に移されたと思われる。