山田精一画伊那節絵はがき
山田精一氏は駒場で生まれ、初めて油絵で阿智村を描いた画家ですが、残念なことに昭和4年32歳の若さで世を去りました。山田氏のことは、昭和57年度の本誌に熊谷元一先生や牧内武司さんが思い出話を寄稿されています。
その頃熊谷先生が送って下さった数点のコピーの中に、「伊那節絵はがき」がありました。「伊那節絵はがき」は2回作られており、下の2枚の制作年代は、多分左が先ではないかと思われます。
そこに描かれた「嫁はにこにこ夕餉の支度かいたこまゆに月がさす」という歌詞も、今の若い衆には何のことか、理解させるのにもかなり時間がかかりそうに思われます。
(H7・11)