昼神の百歳じいさん
愛知県の、きんさん、ぎんさんの双子の百歳ばあさんが、さかんにテレビで放映されていて、昼神温泉へも招待で来たようですが、双子で百歳まで生きるのは珍しいことです。
ところが、阿智村にも百歳まで生きたおじいさんがあり、浄久寺の武川有無香という和尚さんが主宰した俳句誌「まこと」に載っているのを倉田幸三さんがコピーにして届けて下さいました。
下図がその表紙で、
「隔月俳句第二拾集」
「式内郷社阿智神社広前、永代奉額」
「信州下伊那郡智里村字昼神、遠山仁平翁、満百歳祝寿」
と書かれ、その姿が描かれています。号数で数えると明治二十六年と思われ、末尾の方に翁の句が
「鶴と亀みぎとひだりにおぼこ草」
とあって微笑をさそいます。 (H5・3)