暮白の滝の呼び方

 園原周辺里づくり構想の中で、暮白の滝の呼び方が問題になりました。文字のままに読めば「クレシロ」ですが、地元では「クラシロ」と呼び、付近の山の地名も「クラシロ」であるといいます。ところが園原来訪者の寄せ書き帳(下図)には「イワシロ」と詠んだ和歌が3首あります。

 その原のそのははき木はしら糸の
 みだれて落る岩しろのたき
                見龍陳人寛公

  岩しろの滝を
 木賊もて磨きやしけんいと清き
 いはしろときく滝のしら玉
         十辺舎門人 梧橘窓照雄

 前者は諏訪の儒者で文政12年の作、後者は十辺舎一九に同行した門人の作品で天保10〜14年のものです。
 どれが正しいという判定はできませんが、一つを選ぶとしたら、あなたはどれにしますか。  (H7・5)

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