12 駅馬を利用して通ったのはどんな人たちか?

 駅馬を利用して通った人は、国の役人、国の役目で通った人、駅使(公用の荷物などを次の駅まで送り届ける駅子)などで、その他の人は歩いて通いました。

 駅馬を利用した人にも、普通の早さで通行した人と、至急の報告や命令を持って通った人、いわば速達便をもった人とがあって、速達便をもった「飛駅使」は一日に十駅を走り抜けるように規定されていました。

 十駅といえば160キロにもなり、これは無理なことであろうとみられています。駅馬を利用する人は駅鈴を鳴らして通行しました。