11 東山道の旅人は
    途中で日が暮れたときどうしたか?


 神坂越えの途中で日が暮れてしまった時は、大木や岩の陰などを利用して野宿をしました。

 弘仁8年(817)に天台宗の僧最澄(のち伝教大師)が東国へ布教のために神坂峠を通った折の記録「叡山大師伝」にも、
 「ただ半山に宿して、わずかに集落に達す」とあります。
 「半山に宿して」とは「山の中に野宿をして」という意味です。

 現在、園原には伝教大師の大きな銅像が立てられています。