3 東山道はどこからどこまでの道か?

 東山道の起点は、琵琶湖の南端、近江国(滋賀県)瀬多(瀬田)で、終点ははじめ宮城県の多賀城まででした。

 のちにY字状に分かれて、一方は胆沢を経て磐基・志波城(ともに岩手県)まで、一方は日本海側の秋田までになりました。

 また、中信から越後までと、美濃から飛騨までの支道もありました。

 距離にして1000キロメートルに達していました。