新居浜の塩田作業
 静岡県新居町にあった、会地青年団の製塩所での作業風景です。浜名湖畔の鷲津に最初の製塩所を作ったが、能率がよくないのでこの地に移転したそうです。

 ここでは小規模ながら塩田方式による製塩をしました。左手に見えるのが、前月号の「塩と青年団」で紹介された、今井松平さんが無償で建築した製塩小屋です。右手前にある箱は、塩田が濃縮された砂まじりの塩を入れるサイロで、団員の立っているところが塩田です。逆光の写真で顔がよくわからないが、現地の人たちから「信州の手の衆はすごい仕事をする」といわれたといいます。

 塩汲み桶や手にした道具もさることながら、戦闘帽に越中ふんどしの姿が意気ごみを思わせます。 (沢井栄氏撮影) (S57・6)
 
はじめに 総合目次 足あと10章 リンク集 さんまのメモ 更新記録