保存されていた戦争記録
 本誌への原稿依頼の要請に応えて、駒場馬場の原好文さんが御尊父の収集保存された「大東亜戦争関係書類」という部厚い綴りを提示され、史料として使ってほしいとのことでした。御尊父の原弘平さんは、昭和12年から同20年9月まで8年余にわたって会地村長をつとめられた方で、会地村から出発された応召軍人又は現役・志願その他の青少年全部が、原村長の壮行の辞によって送り出されたものでした。

 この綴りも、半分以上はそうした「兵士見送りの通知文」によって占められています。こころみに昭和18年の中ごろを捜してみますと私自身の出発見送り通知文があり、終戦に近い20年7月には熊谷元一先生の出発見送りの通知文もありました。
 極端に粗末な用紙に不明瞭なガリ版刷り、それも古帳簿の裏面を使ったものが多く、敗戦への過程を物語っている貴重な史料です。
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