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涙目(流涙症)

悲しみなどで泣く以外に、涙が流れる症状を「流涙症」といいます。中高年がよくかかる病気の一つで、軽度の場合は寒い冬などに風にあたると流れ出し、風がなくなれば止まります。重度の場合は常に涙がながれ、まぶたの端が自分の涙でかぶれて赤くなってきます。ただの涙ですが、生活への支障は大きく、放置すればするほど治療が困難になることが多いので早めの診断治療をお勧めします。

原因としては

1 鼻涙管(目から涙を鼻に流す通路です)の閉塞(加齢に伴うことが多いです。)

2 結膜弛緩症(白目の部分がたるんできて、涙の出口を塞ぎます。)

3 涙点(上述の鼻涙管の入り口)の閉塞および閉鎖

の3つが主なものです。

当院では、1に対しては写真のシリコンチューブを使った治療(シリコンチューブ挿
入術)を積極的に行っています。このチューブを鼻涙管に通し、そこを拡張するとい
う治療です。
チューブを入れるときは神経ブロックをするので痛みは軽く、治癒率も高いという非
常に優れた治療法です。チューブを入れるので涙はチューブが入っている間は増える
ような印象がありますが、実際は挿入後一週間程で減ってくることが殆ど(80%位)
です。

従来行われていた涙道ブジー(針金を通す治療)はとても痛く、その割にあまり効か
ないので、涙目の治療は痛くてつらいイメージがありますが、シリコンチューブ挿入
術は麻酔を使い痛みも少なく、、入れたチューブも違和感がないことが殆どです。

シリコンチューブ
 ▲シリコンチューブです。カネカメディックス社製。

2の結膜弛緩症に対しては、結膜逢着法(Anchoring)を行っております。

3に対しては涙点切開を行います。切開は1ミリくらいです。傷の治りが早く、切開部
がすぐに閉じてしまう場合は涙点の再閉塞を防ぐため、シリコンチューブを挿入しま
す。

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