2001年全日本GT選手権Rd.1 ドライバートークショー PART1
2001.4.14
司会 : 大変お待たせしました。ドライバーの皆さん、到着しましたので、これから
GT500のドライバートークショーを始めていきたいと思います。
本日のスペシャルゲスト・坂東親分が予定されているんですが、今ちょっと坂東さんだけ遅れてます。
なので、途中参加で最初の4人に登場して頂いてですねお話をお伺いしたいと思います。
今日はですね、開幕戦の初めてのトークショーになりますので、ここがスタートになります。
ぜひ、皆さん拍手と声援で選手のみなさんをお迎えしてもらいたいと思います。
よろしいですか?大丈夫ですか?それでは、お迎えしたいと思います。
まず、はじめはTEAM UKYOセルモスープラの片山右京選手です。よろしくお願いします。
皆さん大きな拍手でお迎えください。
続きましては、ペンズオイルゼクセルGT−Rの影山正美選手です。よろしくお願いします。
あっちの席にお座りください。あーっ帰らないでください。席にちゃんとお座りください。お願いします。
そして続きましてはTAKATA童夢NSXの加藤寛規選手です。よろしくお願いします。
そして、最後になります。FK/マッシモADVANスープラの荒聖治選手です。よろしくお願いします。
今日はですね、予選日なんですが、21世紀最初のGT選手権のトークショーになります。
よろしくお願いします。
ハイッ、それではお話を伺っていきたいと思いますが、じゃ、まずは右京選手から…
片山右京選手(以下、右京) : はい。
司会 : 今年はですね、TEAM UKYOをたちあげての参戦ですね。
右京 : そうですね。まあ、ちょっと自分で思い立ってやりたいことがいっぱいあって、
あの、トヨタとかニッサンとかでね、ワークスで走ってると、ちょっと時間があまりにもないんで、
自分でチーム作れば、まあそのうちだんだん若いドライバーを育てて走らせてあげたり、
それからよそのですねイベントで子供たちともっと触れ合ったり、自分の山登りとかもできると
思ってね、始めたんですけど、こんなにね、大変だとは思わなかったですね。
司会 : 大変ですか、やっぱり。
右京 : うーん、お金も集めなきゃいけないし、それから今年あの6大ドームをまわって、
子供たち1万人ぐらいの運動会を6回開いたり、えーまあ、河口湖マラソンにみんなで出たり、
あと自分の趣味でですね、ヒマラヤの登山に行ったり、パリダカ出たりだとか、
あと自転車でこの前九州をスタートしまして北海道の宗谷岬まで……
影山正美選手(以下、正美) : なにしてんの?この人。
会場 : 笑
司会 : (笑)とまっちゃいましたけど。
右京 : (笑)そういうね、これからね、まあちょっとインターネットではね、なんでそんなことやっいるのかを
告知して、みんなに見てもらって、理解してもらって、ただレースではね、やっぱりちょっと、
本当大変なんだけど、これから頑張って。今はね、ほんとビリの方なんで、アレですけど、
まあ絶対はい上がりますんでね。
司会 : 24時間は右京選手にとって、今もう足りないぐらいですか?
右京 : 去年の10月からね、12時前に家に帰ったのがね、2日だけ。
で、えーっとね、家で飯食ったのが1日。1日じゃない、2日だ。この前食ったから。
あと、会社に床に寝袋ひいて寝てたりね。
そういう走るだけってのがね、いかに楽かってのがわかった。何億円ってのをね、集めたり、
弁当の準備とかね、そういう、まあこれからだんだんおじさんになってそうやって話をね、
頑張んなきゃいけないんで。
司会 : マシンの調子はいかがですか?
右京 : サイテー(笑)
司会 : 肝心のマシンは…
右京 : えーとね、まだちょっと朝ね、ちょっとまもっちゃったかなー?
まだタイヤをね、本当に使ってたかなーというと、アレで、んーもうちょっとまだっていうとこが
あったんで、まあ予選の2回目のときには、もうちょっと頑張んなきゃなーって思うんですけど。
あと、客観的にみて、車がね、まだすーごい重くて。
えーまあ皆が20キロぐらいんとこで走ってると、うちはまだフルタンクみたいな感じで
走ってるんで、それだけで1秒ぐらいロスしてるんで、そういうこととか。
まあ、シーズンの真ん中には新車にかえてもらったり。
来年はねもっとスポンサー集めて、もっとチームをよくしたり…
司会 : 来年の目標なんですか?
右京 : うん、来年。まだ、シーズン始まったばっかり(笑)
司会 : (笑)来年の目標になってますけど。
右京 : いじけてるから。
司会 : いじけながらですか?
正美 : 元不良がいじけるわけないじゃん(笑)
司会 : (笑)そうですね。いじけたふり、みたいな感じですかね。
はい、ちょっとここで監督の方が到着したみたいなので、坂東親分に登場してもらいたいと思います。
坂東監督(以下、坂東) : 遅くなりまして…
司会 : よろしくお願いします。あの、もうトークショー始まってましたけど。
坂東 : 何言ってたの?
司会 : 右京選手の、あの〜
右京 : 苦労してる話を…
正美 : 右京さんの話が長いから、ちょっとCMに入ろうかなと思って。
司会 : CMサインで坂東さん…
坂東 : この間、あの〜、家族連れて、ファミレスにいなかった?
会場 : 笑
右京 : 回、回転寿司でしょ?
坂東 : あんまり、おまえ一応元F1ドライバーなんだからよ。
右京 : 子供たちが回ってないとね、ダメなんですよー。
あれをねー。
正美 : 家で回せばいいよ。
右京 : 今度、だから、うちに作ろうかと思って。
坂東 : そうそう、その方がいいわ。相模原でもっぱら評判になってるわ。
司会 : 回る話しなんですが…。今途中なんですけども、あの続きまして、影山選手の方に。
正美 : はい。
司会 : はい、今年、開幕戦迎えましたけれども。
正美 : はい。
司会 : あの、どうでしょうか?調子のほうは。
正美 : ……えへ?いや、NSXとスープラが速いな〜と思ってみてますけどねえ。はい。
司会 : はい。岡山はどっちが…、NSXとスープラのどっちのほうが得意っていうか…
正美 : え?ん〜乗ってないから、ヒロキに聞いて(笑)
司会 : 影山選手的には、自分の車は?
正美 : えー、厳しいですね、今年は。去年よりもさらに。
司会 : みなさん、厳しい、厳しいって言いますけど…
正美 : ほんとだって。
司会 : 本当なんですか?
正美 : ほんとだって。俺が言ってるのは本当なんだって(笑)
司会 : えーっ。
正美 : 右京さんが言っているのは、勘違いでもね(笑)
司会 : いやーみんな厳しい、厳しいって、すごい言いますよね〜。
坂東 : みんな一緒だよ。
正美 : だってNSX壊れなくなったでしょ?スープラも速くなったでしょ?なのにあまり変わってないでしょ?
右京 : スープラ、速くないじゃん、だって…
正美 : えっ?それ、右京さんの乗ってるやつでしょ?
右京 : そう、そう。
会場 : 爆笑
右京 : 新車のさ、SARDで走ってさ、ソフト使ってる
からいいだけで、ねぇ?38とか
エッソだとかさ、あんな後ろの方じゃん。
スカイラインより後ろだよ?
正美 : それは明日レースが始まると
わかるんだよね。
右京 : レースしてみないと、何をしてもだからね。
司会 : 去年と何か変わった点とかはないんですか?特に。
正美 : 色が変わったくらいかな。
司会 : 色が変わって…
坂東 : ウソ、ウソ。
会場 : 笑
正美 : なんで?
坂東 : けっこう、変わってるよ。
正美 : いや、変わってないですよ。
司会 : そこをちょっと聞きたいですよね。
正美 : いや、言えないもん…
会場 : 笑
司会 : えーっ。
正美 : それは、あのオートスポーツかレーシングオンが、あの、GT解剖とかってやってんじゃん。
それを読めば…
司会 : 正美選手からちょっと聞いてみたいなって…
正美 : 車、興味ないからわかんないんだ。
司会 : また〜
坂東 : 女っきゃ興味がないから。
司会 : そっちに、また、いっちゃいますか(笑)。うん、うんとかうなずいて、次の質問にいったりして。
坂東 : だいたい、乗ったの?今日、正美。
正美 : 乗りましたよ。
坂東 : 乗ったの?
正美 : 午後乗んないけど…
坂東 : コマスが基本的にやってるからいいんだろ。
正美 : たぶん、GT500のなかで一番走行距離のないドライバー、俺だろうね。
坂東 : 楽して、ギャラが一緒だって。
会場 : 笑
正美 : つらいんだって。遅い遅いって言われて…
司会 : つっこみされてますけど…はい、続きましてはですね、TAKATA童夢NSXに乗るという加藤選手。
私ははじめまして、なんですが。その久しぶりというか、GTは?
加藤寛規選手(以下、加藤) : 乗るのは初めてです。
司会 : 初めて。はい、どうですか?何か雰囲気とかNSXに乗った感じとか。
加藤 : いや〜、とりあえず、海外よりは日本人が多いんで、ちょっとホッとしています。
司会 : ハハハ…(笑)
加藤 : 言葉も通じるし、無線のやりとりなんて、日本語でできるのは、やっぱり幸せだな〜っと思って。
司会 : あ〜、すごい何かホッとしたりしますか?
加藤 : いや。ほんとホッとしますよ、本当に。まじで。
司会 : 海外では英語でやりとりを?
加藤 : はい、まあそうですね。
坂東 : 加藤君は英語しゃべれるのか?
司会 : どうなんですか?
加藤 : いやーいんちき流…
司会 : (笑)何でも、あの〜、聞いたらわかるんですかね。
加藤 : わかったふりは、うまいらしいんですけど、はい。たまにピット無視して。なんか走ってっちゃったり。
そういうこともあります。
司会 : んーNSXの調子のほうは?
加藤 : えーっとですね、こっちは、あの、もう1人の外人さんにおまかせなんで。
あんまり乗ってないからよくわかんないです。
司会 : え、あのーチームメイトのセバスチャンさん、とは英語で会話をするんですか?
加藤 : 一生懸命、日本語教えてます。
司会 : あっ、逆に教える方の立場に。なるほど。マシンの調子の方は?
相性とか、あの、ご自分ではどういう感覚ですか?感覚をつかんだり、もうしましたか?
加藤 : いや〜与えられたものを一生懸命うまく乗るようにしてるだけなんで、
ちょっとリアクションできないです。
司会 : はい。じゃあ、そして続きまして、スープラの荒選手。はい。マシンの調子の方は?
荒聖治選手(以下、荒) : えー、まあ、結果を見ていただくとアレなんですけど、1回目の予選の。
ちょっとあんまりよくないんですよ。ん〜でもまあ、悪いからって諦めちゃいけないんで、
2回目はちょっとでも上いけるように頑張ろうかなと思ってます。
司会 : ご自分の手応えなんかは?
荒 : はいっ?
司会 : 手応えは?
荒 : 手応えは、ちょっと、やっぱり、最初の段階では、あまり強いこと言えないですね。
坂東 : ここのチームね、織戸と2人でね、競ってんだよね、いつもね。
司会 : 競ってるんですか?お2人で?
坂東 : そう。で、どっちかが飛び出すっていうパターンが多いんだよ。
右京 : でも、荒君、フォーミュラニッポンでね、この前3位だしね。
坂東 : まぐれだな、アレな、きっとな。
会場 : 爆笑
右京 : 本当は、だってF3デビューウィンだしね、すごいよ。
坂東 : それだけの素質があるはずなんだけどな。
司会 : 言われちゃってますね。
荒 : 最初が良かったから、手抜いてるみたいで。
坂東 : 加藤、おまえそういや、マカオどうしたんだっけ?
会場 : 笑
右京 : 日本人最上位じゃないですか?
加藤 : まぁ、いろいろありますよ。
会場 : 笑