ナースのお仕事♪

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患者その4:一番後悔していること

これはわたしが看護師2年目の時に出会った患者さんのお話。

河野さん(仮名)という60代の男の人。
不明熱の原因検索&治療目的で入院してきた。
この不明熱というのは『原因不明の高熱がでてる』ということなんだけど、高熱がずっと続いてすごくしんどそう。

受け持ち看護師になったわたしとしては、一刻も早く原因探って欲しい気持ちでいっぱい。
主治医は公私ともに仲良くしてもらっている研修医のみっちー(仮名)の同期の山田先生(仮名)。
なので、押せ押せで原因検索の検査を早速開始。

様々な検査をしたけれど、全く原因が見つからない。

どうして?

見つからないから山田先生も焦るし、治療もままならない状態。
プレドニン(ステロイド剤)を飲ませてみたり、抗結核菌薬を飲ませてみたり。

・・・・・・・

や・・山田先生。
いろいろ試したくなるのは凄くよくわかる。うん。
だけど、患者さんにはちゃんと説明したの?

案の定、十分なムンテラ(患者への説明)もせず、とりあえずのように薬を処方していた様子。
しかも、結局熱は下がらない。
河野さんは熱のせいもあってどんどん食欲はなくなるし、それに比例するかのごとく医療不信に。

かなり山田先生に不信を抱きだしてしまいました。
山田先生がまだ研修医だという事にも余計に不信を煽った様子。
その不信は医師のみならず看護師にも抱きだし、かなり疑心暗鬼。

幸いわたしは受け持ちで、前から河野さんとがっつりコミュニケーションをとっていたから受け入れてもらえたけれど、こうなったら本当に大変。

全然受け入れてくれない。
注射とか採血とか拒否の一点張り。

なので、山田先生もかなり参った感じ。

そんな時に、以前採血した結果で「白血病」の疑いが濃厚に。(<早く気づけよ。

河野さんになんて言ったらいいか本当にわからなかった。
だけどそんな悠長な事は言ってられない。
早速血液内科の先生にコンタクトをとり、そのまま有無を言わさず転科転棟することに。

本当にあっという間に転科になってしまって、わたしは凄く中途半端な関わりを持ってしまい、それが余計に気になって気になって仕方なかった為、よく河野さんのところにお仕事終わった後にお見舞いに行っていた。

けれど、治療の為に大量に抗癌剤を使われて、みるみるうちに人格が変わっていった河野さん。

最後には病室へ足を運べなくなってしまった。

最後の最後で看護を放棄してしまった。

これが自分の病棟で受け持ち患者だったらどうしてたのか?

・・・今でも自問自答してしまう。

最低。

看護師になって一番後悔してること。

[注]医療従事者として守秘義務を守るべく、登場する人物の名前は100%、年齢は60%、疾患・起こった時期、内容などは50%ほど変えています。

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