ナースのお仕事♪

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はじめての

わたしが看護師になって初めて体験したこと。

患者の死。

これは忘れもしない。
一生覚えてる。

その人は肺がんの末期で、家族にとても愛されていた岡田さん(仮名)。
看護師にもとても気をつかう人で、本当に穏和な人だった。

わたしはその日は深夜入りの日勤なので、岡田さんの担当になった。
初めて死を看取るという事に、わたしは異様な程緊張していた。

お昼休みに入る前の11時半頃、急に岡田さんのHR(心拍数)が落ちてきたため、先輩が『岡田さんもうすぐだからお部屋にいって』とわたしを呼びにきた。

わたしは初めての事でどうしていいか全くわからなくて、でもきちんと看取らないといけないと思い、深呼吸して岡田さんの部屋に。

すると、たくさんのご家族が岡田さんのベットの周りを囲んで泣いている。
その光景をみて、自分自身も岡田さんとのやりとりを思い出して、同じようにもの凄く辛くなってきた。
けれど、わたしは看護師。
そこできちんと看護をしなければいけないのに。

一緒に泣いてしまった。

しばらくすると、岡田さんはご家族に見守られながら安らかに息を引き取った。

その後、わたしは目を真っ赤にしながら先輩と一緒に、岡田さんの死後の処置をした。
その時に先輩が

『確かに患者が亡くなった事は、すごく悲しいことだと思う。
けれど、一番悲しいのはご家族。
だから看護師が泣いてる場合じゃない。
最後にその患者を看護するのが看護師なのよ?わかる?』

処置を始める前にそう言われた。

わたしははっとした。

患者の家族が一番悲しい・・・
それは当たり前。
看護師も人間なんだから、悲しい・・・
それも 当たり前。

でも看護師は「看護」のプロなんだから。

患者の死に慣れるわけじゃないけど、看護師が泣いている場合じゃない。
この時はじめて「看護師」という仕事へのプロ意識が芽生えた。

看護師が泣いたらいけないわけじゃない。
全ての看護を全うしてから、思う存分泣けばいい。

今も岡田さんが目に浮かぶ。
あの世でもやっぱり気を使いながら元気に過ごしているのかなあ。

最後に。

看護師は死に慣れるってよく言うけれど、それはどうなんだろう??
確かに多くの患者の死に携わるけれど、やっぱり慣れないと思う。
わたしは慣れない。
というか、慣れてはいけないと思う。

ただ、別の意味で慣れなければいけないとも思う。

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「ナース生活を充実させたい!」をコンセプトに作成した姉妹サイト。わたしが自信を持ってオススメできるアイテムしか掲載していません。良かったら遊びに来て下さいですvv 看護だけじゃないアイテムも少しずつ揃えてゆきたい!です。

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