■アルファロメオ155Q4 ヘッドオーバーホール■

あれれ〜おかしいぞぉ〜
インプレッサみたいな排気音。
あきらかに1発死んでるって感じ。追いかけていくうちに、1番シリンダーの圧縮がない事が判明。さらに診断の結果、ヘッド側に原因がある事が判明。。。
お客様に説明の上、原因追求の為ヘッドを開ける事に・・・。リフトに掛けて作業開始!!
必ず元気にしてあげるぞ
タイミングベルト、バランサーベルトが外れた図。
前の画像のあまり変わらないように見えるけど、ぢつはタイミングベルト、ラジエターサブタンクが外れているのだ。
インテーク関連のパイプ、ホースを外して、バッテリーサポートも外れてます。まだまだ先は長いぞ!!
タペットカバーを外したところ。
エンジンってカバーを外すだけですごくメカっぽくなるよね。
エンジンルームがポッカリしてるでしょ?
さみしいよね。。。
でも復活するぞぉ〜
ヘッドが外れたぞぉ〜!
1番シリンダー側には、引っかき傷もなくて
腰下は無事そう。。
    こちらからもパチリ 
いろいろな角度からどうぞ!

あまり見る事ない風景だよね!
インテーク系が全部外れるとだいぶすっきりして見えるでしょ?
サージタンクとインテークマニホールドが外れたよ!
ちょっと角度を変えて。。。
ヘッド単体にして、バルブを外したところ。。
インテーク、エキゾーストマニホールドの取付面に
残ったガスケットもキレイに取っておかないとね!
1番だけ圧縮がなく点火しても
爆発していなかったのが分かる。
げっ!!
1番シリンダーのバルブが欠けてる。。
欠けたのか溶けたのかはバルブを外してみないと・・・
普段見る事のないインテークポート。。
外したヘッドとヘッドガスケット。
ラジエターを外さずに作業したので
エキゾーストマニホールドを外すスペースがなく
タービンごと外すことに・・・
ハンパぢゃなく重い
芸術的なキレイさ
勢いに乗ってサージタンクまで付けちゃって。。。
重いかも〜〜〜!?
上に見えるのはイグニッションコイル!向かって左が
2,3番の点火右が1,4番の点火の担当です。
燃焼室の面を軽く慣らして段付きも修正。
バリ取りも終了していい感じ
新しいバルブをすり合わせをして、組んだところ。。。
きれいでしょ?
た〜びん!!←この画像に深い意味はありましぇん
インテーク、エキゾーストのバルブの穴に
エンジンコンディショナーを染み込ませた
ウエスをつめておけば、カーボンはほぼ取れるぞ
インテークマニホールド側もキレイに
う゛〜〜〜やっぱり重いかも。。。
でもキレイになったから良いかな
ブロック側もキレイに清掃。ピストンピッカピカ
エキゾーストマニホールドとタービンは重いので
先に戻しました
こんな感じ〜〜〜
インテークマニホールド、インジェクターを取り付け。
ヘッドを乗せてからだとちょいしんどいから
今付けちゃいます!
タペットを組み付けました。
これからタペットクリアランスの調整に入ります
朝日がまぶし〜〜これから試運転!!
Q4のエンジンってキチンと組めばこんなに
静かなんだね
組み上がり!!完成
しかしこの後アフターファイアーの嵐!!
丸一晩かけて点火系の断線発見!!チューブの中で配線が切れてて、そこの配線を作り直して
OK!!
う〜〜ん。。良い調子
すごくきれい
今回の原因のバルブ君
欠けているようにも見えるけど、溶けているのがわかるよね!
恐らくインテーク側のスラッジの
剥離によりヒートスポットになって
溶けたと思われる。。
がんがん回しましょう!

洗車、WAX掛けも済み155ならではの雄々しさ。
エンジン音も入庫当時とはうって変わって、
アルファロメオ155Q4本来の姿を
取り戻してくれました!
これからもアルフィスタ達を魅了していってね