布ナプキン

生理用ナプキン今昔
1960年代以降となればすでに紙ナプキンが主流。
小学校でも紙ナプキンと生理用パンツを用意してくださいなんて6年生の修学旅行前の
特別授業で体のしくみと共に保健の先生に指導されたもんだ。

当時は高分子吸収剤なんて代物はなかったから、分厚いナプキンの中を解体してみるとフカフカの脱脂綿をちり紙(ティッシュではないちょっとしわの入った昔の鼻紙)でくるんで
少し丈夫な紙でそれをくるみ上下を圧縮して閉じてあるというものだ。

だから持ち歩きは大変。友達とスケートに行けばカバンはロッカーにナプキンはポケットに。
小さなズボンの小さなポケットに分厚いナプキン一つ入れればパンパンになって一目で
あらー今日は当たり日ね、とバレバレ。

生理初心者にナプキンの上手な携帯の仕方なんて考えもしないし、
上の世代の女性達に聞けば
「私たちの時は赤ちゃんのおむつや古い浴衣を切ったやつ丸めて使ってたからねー。」
「だいたいね、生理の時遊びに行くなんて!」と逆に説教喰らってしまった。
形も羽付きどころか粘着テープも着いてないからずれる漏れるは当たり前。
洗濯大変だったよ。

でも、そんな懐かしいナプキンをニュージーランドの飛行機のなかで発見
トイレに行くと汚物入れの近くの棚に石けんより一回り小さい紙製の箱がいくつかあり、
開けてみると分厚いナプキンが三つ折りにされて収まっていた。
サービスで置いているものだからこんなもんなんだろうと思っていたが、入国後、町のスーパーで売られているものは同じものだった。私は軽いショックを覚えた。


日本ナプキン事情
前述したとおり日本のナプキンはとてもモノがいいようで、
海外からの、海外への「お土産にナプキン」そんな声すらあります。
その好評の日本製ナプキン、悪い方面から見てしまうと

・アレルギーや肌あれを起こしやすい石油製品でできている
 ポリエチレン不織布にくるまれた高分子吸収剤でできていることから
 ケミカルナプキンと呼ばれます。

・女性が一生で使うナプキンは1万個くらい??
 かなりのゴミの量です。しかも高分子吸収剤はプラスチックと同じくらい分解されにくい。
 燃えないゴミとして処分される自治体がまだかなりあります。

・他にも化学物質
 漂白剤、蛍光剤、香料、これがダイオキシン発生の元に・・・
 ダイオキシンは子宮内膜症の一因とか。自分で自分の首を絞めてるようなもんかなぁ。

生理痛、皮膚トラブルの原因
 なんともない人もいますが、布ナプキンにして治った、アトピーだから布にする
 といっている人もいるし、実際私もおしりのただれも治りましたから。

ホントにいいのかこのナプキン!漏れない、薄い、安い、確かにいいんだよねこれだけみると。


布ナプキンの購入
私が布ナプキンを使いはじめたのは平成12年頃から。
日本自然保護協会の月刊誌と共に来たクリスマスプレゼント&お歳暮用の
協会オリジナル商品が載ったカタログで目にしてから。

「オーガニックコットンでできた生理用布ナプキン」
肌触りがよく、ゴミがでない、アメリカでは早くから研究、普及されていて
日本でも利用者や問い合わせが増えている、というキャッチコピー。
俄然興味を持った私は即、購入してみました。
メードインアース社の布ナプキン。
・すぐ使える。
・使いやすいデザイン。
・肌にいいオーガニックコットン生地。
と、いうので選びました。

当時はまだ普及率が低く、これの他には
羽が付いていない形とか、オーガニックの生地だけ
売るので作り方の通り自分で作りましょうというでした。
ナプキン本体の裏にパッドを挟めるところがあるので量によって1枚、2枚と挟めます。

ケミカルナプキンに慣れているとかなり厚みを感じますが、
肌には優しく気持ちがいいです。
やはりパンツと同じ心地よさがいいですよね蒸れなくて。
パッドを解体するとタオル地の布が2枚入っています。
これを利用してパンティーライナーも作りました。
一つ解体すると2個できます。
スナップボタンを2個付けると安定します。
生理が終わりそうで少ないときはこれを使うと
お洗濯も軽減されます。
インターネットや情報誌などによって普及してきた現在は、オーガニックと
こだわらなければ、かわいくて、お洒落な布ナプキンがたくさん売られています。
携帯ポーチやつけおき洗い袋&アルカリウオッシュ洗剤もセットになってたりして
初めての人にはとっかかりやすようになってていいですね〜。
どんどん増えればいいな〜布ナプ仲間!