1775年、デンマーク王室の援助により、王室使用ならびに親交のある他の王室への贈答用陶磁器を製造する王室御用達製陶所として発足しました。
1868年、民営化され、1885年、アーノルド・クローがアート・ディレクターに就任してから、コバルトブルーの絵付けによるオリジナルのブルーフルーテッドが再デザインされ、パリ万国博でグランプリを獲得しました。これを境に、ロイヤル・コペンハーゲン社は、一躍世界的に脚光を浴びるようになりました。
創業以来2世紀にわたる王室との深いつながりと、「真に良いものしか生み出さない」という思想に支えられたクラフトマンの技術と心が、典雅な美しさ、芸術品と呼ばれる格調を生み、今日の高い評価を得るに至ったといえます。
トレード・マークの王冠は王室との深い結び付き、3本の波はデンマークを囲む三つの主要海峡を表しています。
1908年より、同窯ではクリスマス・プレートが作られ続けています。

デンマークの名窯・ビング&グレンダールは、1853年、市民の為に初めて磁器を供給する窯として誕生しました。
同窯の特徴は藍色釉下技法であり、デンマークゆかりのアンデルセン童話を題材にした、子供の素直な情景、愛らしい動物のフィギリンが有名です。
三つの塔を表すビング&グレンダール社のマークは、コペンハーゲン市の紋章に由来し、その使用は同社が持つ特権です。
1945年 ROYAL COPENHAGEN
「平和のモチーフ」

デンマークの国中を照らす、煌めく光が、すべての人の楽しい
クリスマスを祈っています。

1800年代のヨーロッパでは、クリスマスの日にご馳走を山盛りにした木製の大皿を贈る貴族社会の慣わしがありました。
貴族達は競って素材、デザイン等に趣向を凝らす様になり、贈られた人々はその皿を壁に飾り、それらは彼らの家宝になりました。
1895年ビング&グレンダール社は、このプレートの素材に“磁器”を用い、また自社で開発した藍色釉下技法で世界で初めてクリスマス・プレートを作成しました。以来、戦争や不況を乗り越え、途絶える事なく、一枚一枚手描きされたクリスマス・プレートは、人々から愛され続け、陶磁器史上に輝かしい一ページを飾っています。
これらのクリスマスプレートは、毎年新しいデザイン及び年号が記され、その年の“型”はクリスマス以後破棄され、完全限定制がとられています。
当美術館では第1号から現在に至るまでのすべてのクリスマス・プレートを展示し、皆さまにご覧頂けます。


世界最初のクリスマス・プレート
絵柄の花弁模様は窓の結氷模様を表現
2001年 ROYAL COPENHAGEN
「小鳥を見る」
冬、小鳥に餌を与える風習を描写