長年園内の樹木を見守ってきた緑化委員長Tさんの緑化に対する想いを
ガラクタ箱が2011年12月にお話を伺いました
創立70周年の記念に「倶会一処」というお経の文句が納骨堂に彫ってありますね、死んだときに
会いに往くというそれを表題にした全生園の歴史を書いた本があるわけで、その中に
わたしたちが居なくなった時に全生はふるさとの森としてハンセン病の悲しい歴史の中で外に出ることができなくてここ
で亡くなってせめてふるさとの木を大変大事にしてきたわけです
光化学スモックの公害問題じゃなくて心の問題として森を守ってきたわけです
戦中戦後防空壕をつくり薪に使って裸同然だったのを復活していままでこうしてきたんだね
もっと深く言えば五千人近い人たちが眠る鎮魂の森なんだね
一番安上がりなのは切るということなんだね
渡り鳥も来たしねコジュケイも居なくなりカッコウも来なくなり毎年毎年
なにかの鳥が来なくなってくる中で人間は気が付かないんだね
便利であればいいんだというね・・・・Tさんの発言より一部抜粋
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