2013/4/21(日)
【セーブ&ロードができる人生が良い】
パソコンでファイルの整理をしてるとき、ちょくちょく『この場所には同じ名前のファイルが既にあります。』というメッセージが表示されることがあるんですが、そのときにどうするかっていう選択肢に、『移動して置換』というのがあるんです。興奮しますね。
それはそうと、実は僕は3月から料理教室に通っておりまして。
意外や意外と思われると思うんですが、もしかして、彼女もいない30を越えた生粋のフリーターがダラダラと生活していては駄目なのではないか…?と薄々感づいてきまして、「じゃあ料理教室に行けば女性ばっかりだろうし、出会いに事欠かないんじゃないか?」と思い至ったからなのです。
これ書いてて思ったんですが、真に意外で駄目なのはここで就職しようという方向ではなく、とにかく彼女が欲しいと思って料理教室に行くことにしているとこのような気がします。それどころか、周りに女性がたくさんいてイケメンを気取れるのがエロゲー以外で経験が無いということも何となく思うところなのですが…
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そんな理由で料理教室に行くことにしたんですが、近所はちょっと知ってる人に会うと恥ずかしいので電車で数駅のところにある教室を選びまして。新天地で心機一転、もこみちばりにオリーブオイルを垂らしてモテモテになってやろうと、そういう寸法ですよ。
ドキドキしながらの初日、周りを見渡すとやはり女性が多い。
おばちゃんと呼ばざるを得ない世代が半数以上を占めるも、数人は適齢期の女性がおりまして。ストライクゾーンで言えば僕のど真ん中直球は中高生ということになるのですが、高めの良い角度で思わず打ちにいきたくなるような球と言うべき女性が確かにいるのです。しかも料理教室ということで家庭的間違いなし。これを優良物件と言わずして何という!
とはいえ、ここでガツガツいってオッケーなのはイケメンのエロゲー主人公だけなのは知っています。現実でそんなことをしてしまえば僕の下心が丸見えになってしまう。こんなの、フルチンでキッチンに立っているようなものです。ボキみちです。なので、あくまでシャイで不器用な男性を演じつつ、真面目に先生の説明を聞くのです。出来る男はやはり違うと我ながら思わざるを得ない。
その後、その日はそのまま同じテーブルについている人とチームになって実習ということになり、結局その良い球の人とは言葉を交わせなかったんですが、次の教室のときにこそ…と思っているうちに今現在に至りまして。そんでもって今日、エロゲーでいうところのフラグ的なものを知ってしまったのです。
どうもですね、僕は平日の昼間から若い身でありながら料理教室に通っているということで、誰かのヒモになっていて、でもそろそろその立場も危なくなってきたので「料理くらい学んでみて機嫌をとろうとしている」のではないか、という説が広まっているらしいのです。それだけに留まらず、教室で僕が高倉健みたいな渋さを演出していると思ってたものが、ヒモとしての立場をなんとか堅持するために飼い主の機嫌を損ねないよう他の女性に目もくれないと思われている、と。
何という誤解!
そんな、教室に居づらくなるような誤解は勘弁してもらいたい!
それをなんとか解消するべく、「そうなんだってねぇ〜」と確定的に話しかけてくるおばさんに弁明しようとしたのですが、なんか色々と初めての状況だったのでテンパってしまい、とにかく自分に彼女がいないということと、彼女募集中なんですということを上手いこと言おうとして、「僕はヒモじゃなくて野良犬みたいなものです!」と言ったところ、ここ数年親にすらされたことのない顔で引かれました。
僕の持っているフライパンで豚肉が香ばしく焼かれていたけど、それより何より僕自身が一番香ばしく仕上がっていたあたり、死のうと思った。
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