2007/7/12(木)
【ステージ24&25】
池山ともども楽しんでいるコードギアス反逆のルルーシュが、今月28日深夜についに満を持してラスト2話(?)が公開されます。
伏線がまだ大量に消化されていないので、あれらがどのように絡み合い解き明かされていくのか楽しみでなりません。あれ最後どうなるんだろうな〜と池山と話してたんですが、今日はその話の中から出てきた「こんな最終回」をお届けしようと思います。
『こんな最終回』
ユーフェミアの死に続き、ゼロの正体がルルーシュであることを知ったスザクはショックのあまり自殺をしようとランスロットの自爆スイッチを押すが、生きろというギアスのせいでとっさの瞬間に脱出ポッドを作動させてしまう。
しかしその出来事を端から見ていた者は、『スザクがランスロットを自爆させた勢いで自分がどこまで飛んでいけるかを試してみたのだ!まるでワケが分からんが、イレヴンだからな奴は!』というそれこそワケが分からない誤解をしてしまい、軍法会議にかけようとする。
そのことを知ったゼロことルルーシュ、その類い希な頭脳からすぐに原因の一端に自分が関わっていることを推察する。だがもはや自分の理想以外の全てを、あのユーフェミアすらも捨て去っている男。多少の動揺はあれど、このときにおいてスザクの死は既に受け入れていたのだ。
「ククク…、スザクも、ユーフェミアの後を追うことになるのか…」
そのルルーシュの呟きを偶然扉越しに廊下で聞いてしまったナナリー。さすがに兄にルルーシュを持つだけあって彼女の洞察力もズバ抜けており、即『ルルーシュ=ゼロ=ユーフェミア殺害犯人=スザクを殺そうとしている』という構図を推察した。相当無理があるが、とにかく推察できたものは仕方がないじゃないか。ということで、バターンと扉を開け放ち「お兄様だめ!そんなお兄様、ナナリーは嫌です!」と叫ぶ。
これにはルルーシュ動揺。ナナリーだけは、ナナリーだけは純真無垢なまま育てたかったのに…!
「ナナリー!」
「ナナリー…!」
「ナナリー…」
「…ナナリー」
「…な、ナナリー……」
「な、ナナリー…お姉ちゃん」
ルルーシュ精神崩壊。幼児化してしまう。 偶然にもそれは、オレンジがナイトメアで軍法会議に乗り込んで「パイナポー!」と叫びながらスザクを救出したのと同時間の出来事であった。(※オレンジも一連のストレスで気分が滅入っていたのである)
しかし気分が滅入っていたのはスザクとて同じ事。助け出して貰ったオレンジのナイトメアを乗っ取り、さらにそれを自爆させようとするものの、やはりここでも生きろのギアスのせいで脱出ポッドを射出。スザクは死ねない。オレンジとナイトメアだけが盛大に爆発する結果となった。
ここで、スザクはもう一度ルルーシュとしっかり話し合いたいと意を決する。
自分は間違っていない。ルルーシュには自分の過ちに気づいてほしい。自分は親友だから…。友の過ちを正すのが、真の友ではないか。ルルーシュ…!
そう思い立ったスザクはゼロを探す。黒の騎士団のアジトへも乗り込んだ。友としての誠意を示すため、ナイトメアはおろか武器も持たぬ丸腰で。激しく貶され殴られたが、それでもスザクは目を伏せない。親友が、ここにいる。
その様に心打たれた扇。ゼロの居場所を教えようじゃないかと皆を説得する。カレンもそれに同意。スザクは教えられた場所が、かつて自分たちが幼少の頃によじ登り、ルルーシュがブリタニアを潰すと宣言したあの丘であることにある種の運命を感じていた。
走る。走る。走る。
一時も早く、親友を取り戻すために−!
視界が開ける。あの丘−!
そこには、あのころのルルーシュが…
「ナナリーお姉ちゃあん!」
「あん、いけません!ナナリーはおっぱいなんて出ません!」
激しく何かを間違えたルルーシュがいた。(この辺でエンドロールが流れ始める)
「駄目だよ!兄妹で、こんな!」と引きはがそうとするスザク。
「ばーぶぅ!ばーぶぅ!!」と一層幼児化が進んでいくルルーシュ。
最後にアナゴが、「仲良きことはぁー、い〜ぃことだぁ」とアップで言い放つ。
完。
…読者の諸君、みなまで言うな。 |