2006/7/29（土）
【男と女のラブゲーム】

2006/7/25（火）
【まぁおめでとうというやつだ】

なんの間違いか、池山の就職が決定しました。
いやぁ、それ自体は非常にめでたい！めでたいんだ。
ただその就職先が証券会社と聞いて、池山が株の誤発注で新聞紙面をにぎわすという夢を見たのが非常に不吉なんだ！

５年ほど前のこと、僕が一人暮らしをしていて、池山が泊まりに来ていたときのことだ。池山がtotoを買うって言うんで僕も挑戦してみようとしたことがあった。サッカーのことなどあまり知らないが、何事も経験。そしてどうせやるなら勝ちたいじゃないか。そういうわけで、サッカー好きの友人から話を聞きに聞きまくって情報分析し、これだと思った結果に虎の子の３万円を賭けてみることにした。
しかしその当時、僕の仕事は多忙を極めていたため買いに行く暇すらなかったんだ。そこで仕方なく僕は池山に買って欲しい内容を書いた紙と３万円を渡し、代わりに買ってきてくれないかと頼んだんだ。奴は快くOKしてくれた。さすが親友。僕は安心して出社して、楽しみにしながら帰ってきた。玄関をがちゃっと開け、ただいま〜と言う藤月。

玄関で土下座をしている池山。

意味がわからん。わかるはずもない。なんで目の前でいきなり親友が土下座をしているのか、まだ浅い人生経験しか持たぬ僕には理解できなかった。
彼は言う。

「藤月が買ってきて欲しい内容を書いた紙を忘れて買いに行ってしまった」と。

あぁ、なるほど。今日は買ってこれなかったのか。
けどまぁ、別に土下座するほどのことでもなかろうと思うんだ。こっちは頼んでる身なのだから、別に今日買ってこれなかったからといって責めるのはお門違いというものだろう。
だが、池山は僕の予想のはるか斜め上を行っていたのだった。

「仕方なく、代わりにナンバーズを買ってきたんだが…」

いや、ちょっと待て。

「後から考えると、どう考えてもこれじゃアカンの違うかと思って、反省してました…。これこの通り…！（土下座）」

床に並ぶは３万円分のナンバーズ。
しかもお前これ、お前が勝手に考えた番号じゃないか。
もはやここにあるのは、くじを買う池山とスポンサー藤月の図。
僕にとってみりゃ地獄絵図なんだ。他の何者でもない。
しかしもっと厄介なのは、池山が真剣に悪かったと思ってるとこだったりするからタチが悪かったんだ。土下座以外に、僕の好物であるモンブラン（ホテルの高いやつ）を３つ買ってあった。弁償する金はないけど、せめて誠意は！という感じ。ちくしょぅ…！池山の懐事情はよくわかってるので、こうまでされると怒れない僕。結果、３万円は落としたんだと自分に言い聞かせることになった。

そういう過去があっただけに、池山の証券会社就職に一抹の不安を拭えない僕だったんだが、そういやこの話には続きがあった。

なんと、そのナンバーズが見事に当選して５万円くらいの利益が出た！
その調子だ、池山！

2006/7/21（金）
【マッサージチェア】

社長の気まぐれか何かよくわかんないんですが、職場にマッサージチェアが設置されました。
僕はこれまでマッサージチェアなんてもんは子にも孫にも相手をされなくなった爺さん婆さんがヨイショと座り、「あ〜…ヨシオや、気持ちいいよぅ…」などと機械に人間を投影させて現実逃避をしつつ体も多少は楽になる程度の医療機器だとばかり思ってたんですが、いやいやいや、最近のマッサージチェアってばすっげーのな。驚きですよ。ガンダムの操縦席かってくらいカッコイイの。試しに座ってみたんですが、あ〜、こんなホールド感たっぷりで体中トントンモミモミムギュ〜ってされたら、そら癖になるわ。ここが噂の桃源郷かってくらい気持ち良い。
しかも、このマッサージチェアただ者じゃないんですよ。スイッチを入れますと最初に体の位置スキャンをしまして、体型から背骨のラインまで自動で機械が認識して適切なマッサージをしてくれるんです。ガンダムの操縦席超えてるんじゃなかろうか。
とにかくもう気持ち良くって気持ち良くってたまらない。あんまりたまらないもんだから、こっそり僕のパソコンラックの椅子代わりにしようと引きずってたら社長に見つかりまして、それはそれはえらい怒られました。じょ、冗談じゃないですか…。（２割くらい）
で、仕方ないので休み時間中くらいはと、昼休みそこにドッカと座って昼寝してたんですよ。もうパラダイスだったね。気持ちいいし眠たいし。というわけで、特に誘惑に抗うこともなくグーグー寝てたわけです。そしたらですよ、普段マッサージなんてされ慣れてない僕が１時間延々マッサージされてたせいか、背中の筋が違えてしまいまして痛くて痛くて仕方ない！おのれっ謀ったなシャア！
まさかマッサージのしすぎで体を痛めるなんて夢にも思ってなかったですよ。それも、半端なく痛いの。立とうと思って力入れると、痛みで顔がろくでなしブルースみたいになるんですよ。シャレにならん。仕事どころじゃないです。ちぃっこのボケがっ！！その勢いで家に帰ってしまいたい衝動にかられたんですが、さすがに僕も社会人。それもチーフなんていう肩書きも付いてます。帰るわけにはいきません。（同僚からは「当たり前だバカ」と言われ、後輩からは「僕にチーフの座ください」と真顔で言われました）
やむなく、そのまま痛みを我慢して息も絶え絶え仕事を終えて帰ってきたんですが、これはマズイっすよ。この痛みから何とか解放されなくては、来週の火曜日プレゼンで４０分間立ちっぱなしなので非常にマズイ。とてもじゃないけど無理です。
みんな、オラに元気を分けてくれ…。

2006/7/17（月）
【食事中の人注意】

今これ書いてるのが２３時くらいなんですけど、今の時点でお腹いっぱいではち切れそうとウンウン唸ってる僕はデブとして相当マズイと思う。というか、何がマズイって晩飯に焼き肉バイキング行ってることが一番マズイです。これは間違いない。デブがバイキングに行って、食べる量をセーブ出来るはずがないんだ。ちょっと考えれば分かるだろ、バカじゃないのか。（僕が）
最近の焼き肉バイキングってやつはたいしたもので、食い物が実に色々あるんですよね。いつかの日記にも書いたかもしんないですけど。焼き肉以外にも、寿司や総菜やカレー、スープ、デザートの類まで豊富に取りそろえてあるわけです。で、大抵バイキングなんかに行くときっていうのは腹ぺこぺこで行くんで、最初は肉が焼ける時間すら惜しくとりあえず皿に総菜を山盛り盛ってきてそれをムシャムシャパクパク食いながら肉を焼くわけなんですが、ふと見てみると僕の持ってる皿には大抵エビフライが山盛り積まれてるんですよね。そこで冷静に振り返ってみると、考えてみれば僕は毎回同じことを繰り返してるんです。バイキングに来たら焼き肉よりもむしろエビフライを沢山食ってる。２倍、いや、３倍くらいの量を食っている。奴を止めろ！我が店のエビが食らいつくされてしまうぞ！ってくらい食ってるんです。多分エビフライだけで元とってますよ僕は。
しかしですね、人間ってやつはそうそうエビフライを大量に食えるようには出来てません。腹も膨れてきますし、なにより油っぽくて気持ちが悪くなってくる。ただ、やっかいなのはそれは突然訪れることなんだ。エビフライをお代わりしに行って、山盛り盛って帰ってきて２，３匹食ったところでそれが訪れたらそこからは途端に苦行ですよ。あと１０匹近く盛ってあるエビフライをどうするか、そこに頭を悩ますことになるわけです。一緒に来てるやつに分配しようにも、大抵そのころってのはみんなお腹いっぱいになってきてるわけなんで、まず承諾してくれません。結局、うずたかく盛られているエビフライは自分でどうにかするしかないんだ。あれだけ好きだったエビフライが、今はこんなにも憎い…。そう、藤月はエビフライに男女の恋愛を投影させるのだった。そんなわけのわからぬことを思いふけるまでにせっぱ詰まってるわけです。エビフライなんか嫌いや…、嫌いなんや…。（友人曰く、毎回言ってるそうです）
とはいえ、結局のところ食うしか道はありません。バイキングである以上、残すわけにはいかないのです。しかし入らない…。ならば答えは必然的に吐く、これしかありません。トイレに入り、便器を前にしゃがむ藤月。相当腹に余裕が無かったのか、しゃがむと同時に内容物がせり上がってきます。うえぇえぇええ〜〜…。
…。
……でない。
理性はこれ以上食えないから出せと言ってるんですが、本能が「待て、そんな勿体ないことをするな！」とストップをかけます。いいから吐けと言うも、本能が頑なにそれを拒否。僕滋賀県知事選出てたらかださんに勝ってたかもしれん。それくらい出ない。いくら頑張ろうが出ない。…く、やむをえん…。
結局吐くこと叶わず席へ戻り、再びエビフライと相まみえます。
受付拒否の胃袋。
食べ残し不可ルール。
迫るタイムリミット。
藤月、背水の陣。

で、なんとか根性振り絞ってネバギバ言いながら完食して帰ってきたわけなんですけど、帰ってきて家の晩ご飯のメニュー聞いたらエビフライだったという、そんな何とも言い難い微妙なオチがついたところで今日はもう寝ます。



■池山評論
オチが面白くないということを分かった上であえて書いた藤月のテンションが上図に上手く表現されていて、先生は好きです。