僕: |
「あのさ、寝てるとき俺いびきかいてる?」 |
母: |
「あ〜、たまにかいてるなぁ。毎日かどうかは知らんけど…」 |
父: |
「それよりお前、昨日寝言いっとったぞ」 |
僕: |
「…え?」 |
母: |
「あ、寝言はこの子ほとんど毎日言ってるわ」 |
僕: |
「…ええっ?」 |
母: |
「夕べは桃太郎侍っぽかったで。ひとぉーつ、なんたらぁ〜カックン!とか言っとった」 |
父: |
「だからそれナイナイの加藤家やって」 |
母: |
「ってお父さんは言ってるねんけど、そんなん知らんし。どうなん?」 |
僕: |
「いや、どうもこうもそんな寝言なんて知らんし…。マジでそんなこと言ってたん!?」 |
母: |
「言ってた言ってた。母さんらの部屋まで聞こえてきたもん。
でその後、『なぁ、中原…、俺、お前幸せにする自信あるねんけど…なぁ?』ってしんみりと語ってたで。中原って誰?なぁ、誰?」 |
僕: |
「ちょ、え?し、知らんって。誰やねんなそれ!」
(※中原:中学1年のときに猛烈に片思いしていた女子と思われる) |
父: |
「なぁ、藤月…、父さん、本当のこと知りたいねんけど…なぁ?」
(ニタニタしながら) |
僕: |
「(この親父を今すぐ巴投げで窓の外へ放り投げてぇっ!!)」 |
母: |
「あの中原さん?あんたが中学のときの。あそこのお母さんとPTAで一緒やったから、結構覚えてるねん」 |
僕: |
「(あああああああああああああああああああああ!!!)」 |