2003/08/25 (月)
【夏の贈り物】
こうじめじめ暑いとみんな気が立って嫌ですね。イライラしてんの。
もっとこう、人間おおらかじゃないと。みんな暑いんですから、ストレスを人にぶつけちゃならんです。というところで、さっきから満員電車内で俺にぴったりくっついてるおっさんをはっ倒します。今すぐはっ倒します。もう我慢できない。
さて、これからはあせもの時期ですよ。あせも。
赤ちゃんなんかは特に大変ですね。ベビーパウダーとか塗りたくる時期です。ドナルド並に。塗りすぎ。まぁそれはいいです。あせもの話題。
女性なんかはよく胸の下にできるとかいいます。豊満な乳が肋骨あたりにバインバインこすれて出来ちゃうわけですよ。豊満だけに放漫な乳。山田君、座布団全部持ってっちゃって。
で、ですね。まぁそんなわけで女性は大変だなぁとか思っていたわけなのですけれど、そんな俺にもあせもの悪夢到来。
肛門まわりに。
よりにもよって、なんてとこに出来んだよ・・・。
確かに皮膚が常にこすれ合ってるって点で言えばぴったり条件に合致。風通しも悪いし、あせもが出来る環境にベストマッチング。仕方ないと言えば仕方ないような気がしないでもない。
にしても、どうしよう・・・。
とにかく歩くと痛い。気がつくとガニマタになっているほどに。色んな意味で相当痛い。
でもそんなときでも、「あぁ、やっぱり人は無意識に苦痛を避ける体勢をとるようになってるんだなぁ」とか人体の不思議と進化の課程を真面目に考えたりしてるあたりまだ余裕感じてるっていうか、そんな自分に酔いかけてるあたりホントにヤバイっていうか。京都じゃ熱中症の人続出だっていうし。
んでですね、それでも苦労して自宅まで帰ってきたのですけれど、もう洒落にならんくらい痛いから何とかしたい。でもベビーパウダーなんてあるはずもなし。あったとしても「肛門にぬる」って言ったら確実に止められそうだし。
で、ちと考えた結果。
ならば小麦粉ならどうか。
同じ粉だし、食材だから体に害もなさそう。
てことで思い立ったら即行動。それくらい余裕がないのだよ。痛くて。
大丈夫。痛いのが体だけじゃないってことは俺もよく知ってるから。
さて、キッチンに誰もいないことを確認して小麦粉を小さじ1手に取る。
一応こぼれても大丈夫なように下には新聞紙を用意。
パンツをおろそうと手を掛け・・・
「何してん?」
えあッ!?お母様ッ!!
半ケツの息子をじっと冷たいまなざしで見つめる母。
小さじ1の小麦粉を片手に止まる俺。
「アンタ・・・何を・・・」と母。
俺のプライドが。男としてのプライドが・・・!
「あ〜・・・その・・・、小麦粉ぬろうと思って・・・」
まんまっていうか、説明足らなさすぎて俺、危うく家庭内で駄目人間の烙印おされそうに。
「小麦粉ぬって何する気・・・?」と不安げに聞くアナタの顔が網膜から離れません。
その後事情を説明してるとき、もう少しで泣くとこだったっつーの。
情けなすぎて。
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