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2003/06/30 (月)
池山日記 【恐怖の罰ゲーム】


負けた。・・・・・・麻雀に負けてしまった(滝汗)


今日は休講だったので、朝から大学の友人達と麻雀三昧。

そこで俺、惨敗。

いや、負けたこと自体は別にいい。こういう日もある。


ただ、……俺達の麻雀の敗者には血を抜かれるより恐ろしい「罰ゲーム」があるのだ。


今回の罰ゲームは、大学の近所にある「いつ知り合いが来てもおかしくない」コンビニでエロ本20冊を一括購入。

しかも、「エッチスケッチワンタッチ研究室」宛ての領収書まで要求される。

嫌だ。


絶対に嫌だ!!!


俺は、猛烈に抵抗し、いくつか代案をだしたのだが、


過去の罰ゲームで、

「多くのストリートバンドが活動する京都駅前で、1人だけ盆踊り(それも一晩中)をやらされた」Kと、

「1日中、赤白帽をかぶって生活させられた」Nが


絶対に譲らなかった。


しかたなく、半ば自暴自棄になりながら罰ゲームをこなした俺。


店員に何度も聞き返され、「エッチスケッチワンタッチ」を大声で繰り返した俺。


俺はいったいどこまで堕ちていくんだろう・・・・・・


2003/06/29 (日)
【元祖料理漫画・・・?】


ミスター味っ子という漫画をしっているだろうか。

俺が小学校くらいのときにリアルタイムで放送されていたような気がするのですけれど、そこそこ有名な漫画なので見たことある人も結構いるかもしれません。
で、なんでこんな話してるかっていうと、同人誌好きでアニメオタクの同僚が、
「この漫画、今週はまってるんですよぅエヘヘ」
だそうで、この間ちょっと休み時間に俺も借りて読んでたらやっぱり面白い。(っていうか会社に持ってくるなって思う)
その名のとおり料理漫画なのですけれど、出てくるキャラが濃いこと
主人公はズバ抜けた料理の才能をもつ少年。そんな彼に挑みかかる数々の料理人たち。毎回斬新なアイデア料理が飛び出して飽きさせません。

例えばカレー一つにしたって、辛さが命のカレーだが爽やかな辛味を作り出すために、主人公はカレーにマスタードをドバッと入れて料理対決に圧勝
なるほど、そうやれば美味いのかと子供心に家でこっそり辛口カレーマルシェにマスタードを入れて食ってみたら、もうすごいの。トラウマになった。もう食わない。
他にも、身長が10mはあろうかという寿司職人との料理対決とか。
最初なんでそんなにでかいのか意味不明もいいとこだったのですが、勝負が始まって謎はとけましたよ。あのね、指の関節で寿司を握れるんです、奴は。意味わかりますかね。つまり、一本の指で寿司を一つ、両手で同時に10個の寿司を握ることができるんです。スゴイね。ほんとスゴイね。他に生きる道なかったのかお前。便利そうだけど、そもそもそれだけデカけりゃ小魚さばけねぇだろ。料理できねぇよバカ。
んで、その料理対決を判定するのが味王っていう偉いおっさんなのですけれど、彼の味の表現方法ってのがまたスゴイ。っていうかどうかと思う。大人として。
なんせ「ウーマーイー!」とか叫びながら、口の中から津波がザパーンと押し寄せその中を鯛が跳ねてるとか、一体何がしたいんだと視聴者から総ツッコミをくらいそうなリアクションをするのですよ。髭とか生えた、もうりっぱなおっさんっていうか初老なのに
おまけにですね、その味王っておっさんにはもう一つの顔がありまして、味将軍っていう、鎧で正体を隠した人物を演じているのですが、食ったときのリアクションが同じなので正体隠し切れてません。っていうかいい年したおっさんっていうか爺さんがなにやってんだ。
しかもですよ、その味将軍は箸を投げて悪い輩を退治したりするんです。行儀の悪さも天下一品味将軍。


もしまだ読んだことないって人、一度呼んでみてはいかがでしょうか。
ツッコミどころ満載で面白すぎのお勧め漫画です。


2003/06/28 (土)
【友達の婆さんと俺と】


最近になって矢井田瞳にどっぷりはまった友達が、またポスターやら何やらを買い込んでまして。「ちょっと用事あるから来てくれ」っていうから行ってみたら「ライブビデオ見よーぜ。あ、あとポスターも一緒に見せてやる」ってなオイオイこれが健全な青年の土曜の昼下がりかよみたいな感じでもう何が何やら。別に良いけども。

んで奴は実家暮らしで婆さんも一緒に暮らしてるわけなんですけど、その婆さんがのそっといきなり部屋に入ってきましてね。まぁ俺も何か色々でその婆さんと仲良いので楽しく会話とかするんです。
そんな時、婆さんがテレビを指さして聞きます。

「あの〜、ホレ、これ誰じゃったかのぅ」

と。
なるほど、自分の孫がジャンキーになってる娘には興味がある模様。てなわけで、俺は快く天使のような微笑みをたたえつつ、

「ヤイコだよ、お婆ちゃん」

と、それはそれは優しい声で答えまして。あ、このへんに若い娘はコロッとくると良いと思います。コロッと来なさい。じゃないと俺か婆さんがコロッと逝くかもしれません。ゴメンナサイあんまりシャレになんなかったです。

そしたら婆さん、ウンウンうなずいて、

「そうか、そんな名前やった気がするのぅ。

んで、



名字は?








何ジャイ子?



ジャイ子チガウ!ジャイ子チガウよバーバ!


てなわけで、心優しい俺は教えてあげることにします。










「・・・・・・剛田」








婆さん、ゴメン


2003/06/27 (金)
池山日記 【鼻ひよこ2−僕のあだ名−】


昨日の日記で、俺は鼻からひよこ音を発したあげく気に入ってる女の子(Sちゃんーめがね、巨乳―)に「ひよこ」というあだ名をつけられたって書いたよな。


もしかしたら、読んでた人は「はっ、そんな鼻からぴよぴよ言っただけであだ名はつかねえよ。」と思ったかもしれない。

けど、それは甘い。甘いよ。
Sちゃんは「人にあだ名をつけるのが好き」な人なんだ。


その証拠に、俺は依然「食堂で牛丼を食べていただけで」

あだ名を「キン肉マン」にされたことがある。


ふふふ、Sちゃん、あのときばかりは恨んだよ、ふふふ・・・・・・


2003/06/26 (木)
池山日記 【鼻ひよこ】


今日の講義中、鼻のつまり具合のせいか突然俺の鼻から「ぴよぴよぴよ」と音がするようになった。
鼻で息をするたび、「ぴよぴよぴよ」
それも結構大きな音で。
割合静かな教室で、鼻のひよこ音はよく響いた。
俺は鼻を強めにすすったり、こすったり、努力を繰り返したが鼻は一向に改善することなく「ぴよぴよぴよぴよ」鳴りつづけやがる。
鼻がこんなに言うことを聞かないのは、高校の時好きな子に告白した際に突然膨大な量の鼻血がでて全てを台無しにしてくれた時以来だ。





(回想)

女「池山君、話ってなに?」
俺「うん、俺、君のことずっといいなって思ってたんや。」(「いいなって」あたりから鼻血を垂れ流しながら)
女「そ、それってどういう意味で?」
俺「い、いや、違、あれ?あれえ?なんで鼻血が?」
女「…………」

(回想終わり)





結果はいうまでも無いな。
ふふふ、まぁ、そんな悪夢みたいな光景も今となっては青春の1ページ、いい思い出さ。




問題は、今現在、かわいい子が隣の席に座っているということだ。

しかも、その子は今学期の始めにあんまり俺の好み(めがね+巨乳)だったので思いきって声をかけ、ようやく昼飯を共にする仲になったというのに……また、鼻が。

なんとかしなくては、全てが台無しになる前に。
俺はとりあえず、さらに強く鼻をすすったりこすったりと努力を続けた。








<10分後>
「ピヨピヨピヨピヨピヨ」
 _| ̄|○ 
だめだ、大きくなりやがった。 
なんか微妙に音質は変わったけど、依然ひよこ。
しかも、隣の席の女の子(以降「Sちゃん」)もなんか怪訝な顔で見てるし。

コツコツコツ……
ん、なんか教授がこっちに向かって歩いてきてる気がするけど?
教授「君、どう考える?」
俺「へ?」
教授「プラトンの考える理想国家とはどういうものなのだろう?」
おいおいおい!教授よ、さっきから鼻でピヨピヨピヨピヨいわしてるやつが「理想国家とはなにか?」とか考えてるわけ無いやろ!!!!アホ!!当てるやつもっと選べや!
などと言えるわけもなく、「う〜ん、そうですねぇ。……哲人国家ってやつですか?」と机に開けられていたテキストに載っていた単語を適当に言ってみる。もちろんその間も鼻はピヨピヨだ。
適当に言った単語が当たっていたようで、とりあえず教授は立ち去った。

ふう、とにかく一難去ったなあ。などとほっとする間もなく。よく考えりゃ今の質問で俺に注目が集まった結果、みんなにひよこ音を発してるのが誰か分かってしまったじゃないか!ということに気づき凹む。


そして、結局鼻がひよこなまま講義は終わりを告げた。

その後、友人数人に「お前、鼻でひよこ飼ってんのか?」などと馬鹿にされたが
Sちゃんは「鼻、大丈夫?」と声をかけてくれ、的外れな優しさをみせてくれた。
ふふふ、そんな優しい君やけど、なんで次の日から俺のあだ名が「ひよこ」なん?ふふふ……


P.S.鼻は講義後何度もかむことでなおりました。


2003/06/25 (水)
【職場にて】


仕事中、思い切りくしゃみしたら




























ディスプレイ鼻血まみれ。

どうも藤月ですこんばんわ。
なんか風邪が流行ってるみたいで、ちょっとみんなしんどそうに屋上で『縄跳び2重飛び何回出来るか大会』実施。昼休みに。なんてシュールな展開。盛り上がってまいりました、ヤッホゥ!!あ、シュールって何ですか?
でもですね、風邪はホントに流行ってるらしくて、2重飛び48回で堂々1位のナベ君も鼻をグズグズ言わせてます。39回2位のドリさんは昨日欠勤したし、6回8位の俺もまだ少しばかり喉がイタイです。って俺6回かよ!それでも縄跳びレッドかよ!喉よりこのレベルのギャグをかます自分がイタイよ!

そんなこんなで、今日も二人欠勤です。
というか、確実に菌がオフィスを巡回しているようでヤな感じです。順番に風邪ひいてるし。
どうやら今年の風邪もタチが悪いみたいですね。毎年同じこと言ってるけれども。結構長く引きずるよう。
どうも今年のは鼻や喉にくるみたいです。声がみんなして変。
んで、俺はもともとの鼻炎もあって鼻の粘膜が弱いみたいなのですよ。そこに鼻風邪だもんだから、鼻かんだらすぐ高木ブー鼻血ブー。仕方ないので仕事中鼻にティッシュ詰めてますよ。そしたらバカ上司(2重飛び0回単独ビリ)がやってきまして、

「うぉ!藤月君、すごい鼻血だねぇ」

って関心するんです。
でもこのバカ上司、バカだけに必ず何かワケのわからぬことを言い出すのですよ。

「ねぇねぇ藤月君」

来た。

「トイレットペーパーを鼻に詰めてさぁ、どこまで血が滲むかやろうよ!」

「やりません!」



もうね、こんなんばっかですよウチの会社。
いきなり2重飛び大会やるわ、鼻血滲み記録やろう言い出すわ。アホですかあんたら。










やったけど。
記録2cmでした。


2003/06/24 (火)
池山日記 【レンタルビデオ】


今日、久しぶりに近所のレンタルビデオ屋に行った。
いつものように適当に3本ほどAVを見繕って、俺はレジに向かった。

ん?

レジから2m程手前で、俺はレジの女の子が中学の時の同級生であることに気づいた。


手には3本の濃いAV……ピンチだ。


しかし、アルバイト仲間と話していた女の子はまだ俺の存在に気づいていない様子。
今なら「あ、あのビデオ借りるの忘れてた。」等と苦しい言い訳を小声で呟いて、このレジ一直線の歩調を不自然に変更することも可能だ。



しかしその時、俺の中の悪魔が囁いた。

「おい、ビデオ借りないのか?」
当たり前だ。同級生がレジにいるんだぞ。軽蔑されてしまうじゃないか。
「いや、男は誰でもAVくらい見るさ。」
わざわざ同級生に知られる必要はない。
「ふーん、まぁそんなことより、あの子、このビデオみたらどんな反応するんだろうな?」
ばかな!!かつての同級生だぞ!!!
「だからいいんじゃないか?」
ん、……そ、そうかもしれんが俺のイメージを崩したくない。
「そういえば、あの子中学の時お前にバレンタインチョコくれなかったか?」
お、そうそう、あの時は嬉しかったなぁ。
「あの子、お前にまだ惚れてるんじゃないか?」
ば、ばかやろう!あ、あれは単なる義理チョコだったし。それに年月も経ちすぎてるさ。
「いや、恋に賞味期限はないぜ。」
そ、そうかな。……いや、待て待て、もしあの子が俺に惚れているとしても、こんなビデオを持っていったら幻滅されちまうじゃないか。
「ちっ、お前はいつまでたっても女心が分からんやつだな。」
え?
「よく考えてみろ、もしお前がAVを借りているのを知ったら、お前に惚れてるあの子はどう思う?」
ん?ど、どうって……?
「AVなんかで心の隙間を埋めようとしてる寂しい今のお前を見て、あの子の母性本能はあの子にこう言わせるだろうさ。『ビデオの代わりに私じゃだめ?』ってな。」
しゅぽーーっ!!!なるほどな、なるほどな、「君をレンタルしたい」ってわけか。ちっきしょうめい!!!
「そういうことだ、さあ、行くんだ。行って新しい世界を拓け。」
おう、行くともさ。輝く未来のために俺は前進するんだ!!!


悪魔に勇気付けられた俺は、まるで恋愛映画の主人公さながらの気分で、足早にレジに向かった。

客の接近に反応した彼女がこちらに顔を向ける。

その一瞬の動作が、俺にはまるで、スローモーションのようにゆっくりとしたものに見えた。
視線が合う。二人の世界がこの瞬間生まれた。誰も入って来れない、俺と彼女の空間が。


「あれ?池山君?」
「ああ。」
「うわぁー久しぶり―!!」
「久しぶりやな。ふふっ。」
久しぶりの再会に彼女は子供のように無邪気な笑顔を見せた。
困った子猫ちゃんだ……俺は余裕の笑みを浮かべながら次の行動に出た。
「これを……」
俺は、まるでバラの花束を渡すように、手に持っていたビデオを渡した。
「あ、はいは、い・・・・・・・・・・・・ははは


ピシッ……


俺はどこかで亀裂の入った音を聞いた

 
そして幻想が消えた後には、ただ沈黙があるだけだった。

それから後のことはよく覚えていない。

彼女がひきつった声で「い、池山君は、今何してるの?」と聞いてきた時に、出来るかぎり俯いて、「え?池山?」と声色を変えて言ってみた気もするが、おそらく無駄だっただろう。

ただひとつだけはっきりと覚えているのは、ビデオの入った袋を持ってレジから離れる時に、「ありがとうございました。」といった彼女の声が完全に事務的なものだったということだ。

そんなことを思い出しながら今、虚ろな目で眺めているビデオのタイトルは








「人間廃業」







……なるほどな。お似合いや、俺に。


2003/06/23 (月)
【こんにちわ、さようなら】


今日、なんとなく今朝は気だるいなぁとか思ってたら、昼から体調急降下。ヘロヘロです。
で、仕事も終えて駅まで帰ってきたら、これまたバスが行ったところ。都会じゃないのでそんなバンバンバスが来るわけじゃないから気分はどんよりですよ。
そしたらそんな時、突然携帯が。母親からですよ。
曰く、

「今ちょっと車で出てるんだけども、駅にいるならこの足で迎えに行ってあげてもいいよ」

とのこと。


ありがたや。
持つべきものは母。

てなわけで、母が到着するまでボ〜っと待ってたわけです。
すると、ス〜っと俺の前に停車するカリーナED。おぉ、さすが母。仕事が速い。早速俺はドアを開け、乗り込みます。
熱で頭がフラフラするので、少々よたつきながら座りシートベルト着用。んでもってそうしながら母に話し掛けます。

「・・・ん〜、ちょっと空気悪いし窓開けるよ」

ウィーン。

「もうホント今日はたまらんかったよ。昼過ぎから頭はふらつくし吐き気はしてくるし、食欲さえもなくなってきちゃってもうかなり最あ・・・・・・・・・・・・って誰だアンタ!!!」

運転席には見知らぬおっさんがタバコくわえて俺をいぶかしげに見てました。


母が来たのはその5分後。


2003/06/22 (日)
池山日記 【キンタマ】


昨日、変な夢をみたんだ。







裸で街を歩いていると……










突然、俺のキンタマしゃべりだした。








それも、とても甲高い声で……






「おい、鬼太郎!!」







と、父さん


そんな所に!!??」











どっちの玉やろう?


2003/06/21 (土)
【現実を見据えることも必要だなぁとしみじみ思う】


高校の後輩へ。
高校のころ、キミが所属していた『空想研究同好会』にちょくちょく遊びにっていうかおちょくりに行ってたような俺をよく覚えていたね(5月10日の日記参照)。京都駅で声をかけられたとき、俺ははっきりいって記憶の片隅からさらに3光年くらい離れた場所に残っていた君のことを思い出すのに必死で必死で嫌な汗かきました。
今日はそんなキミにひとつ、人生の先輩としてアドバイスがあります。









大学で『空想研究放課後サークル』なんてマニアックなサークルを立ち上げようとするより、別にやること探しなさい。

っていうか、メンバーが高校時代と同じ部員のみで構成されてるってあたり、絶望的だと思うよ俺。


2003/06/20 (金)
【僕の禁曜日】


全く気づかなかったんですけども、どうも俺、今日の昼過ぎまでチャック全開で過ごしていたらしく。

いや、もうホント気づいたときの焦りっぷりったらもう、つい最近俺の友達が彼の母親に
「あ、ちょっとインターネットしたかったから、アンタのパソコン勝手に借りた」
って言われて見てみたら、お気に入りから優良エロサイトが全て削除されてたなんて時に勝るとも劣らない。っていうか劣るけど。そんなの余裕で泣ける。色んな意味で。

しかしマジで、思い返せばあまりに恥ずかしい。
朝の出勤時にて、いつ席が空くか目を光らせて佇む俺。チャック全開なのに。
目の前のおっさんが降りて、あくまでさりげなく、席を狙っていることが露骨にわからないようクールに座る俺。チャック全開なのに。
ふと目を上げると目の前にはすごいオシャレでカワイイ女の子。でも俺チャック全開。
目が合う。寝ぼけた頭で『今ならコクれる!!』と確信する俺。チャック全開で。コクれるか馬鹿!
アレですよ、俺が頭のなかでそんな妄想繰り広げてる間中、俺の良くできた息子はその女の子に「おはようございます」とかって玄関(トランクス)から出てきて礼儀正しく挨拶してたかもしれないのですよ。親の俺が全く気づいてない間に。「粗茶ですが。ストローですが」なんてもてなしもしてたかも知れないのですよ。もうね、情けないったらないです。こんな文章書いてる俺が。まぁチャック開いてるってだけで十分情けないのですけども。
職場でもいつものようにクールに女性社員とかにも「おはよう」とかって挨拶しましたよ。でも実は俺は、会社ってのは社会を映し出す鏡で、それについて真剣に、かつオープンに考えていこうってことで社会の窓を全開にしてたわけなのですよ。本気で言ってるんだったら病院へ行かないと駄目だと思います。
仕事中も仲間に「締め切り近いから急がないとやばいぞ〜」なんてハッパかけつつ、お前はとりあえずチャックを締め切らないとやばいぞ〜みたいな感じで。っていうかもう手遅れだけれども。


トイレでチャックに手をやったときの衝撃ったらもう・・・









2003/06/19 (木)
【天国と地獄】


今日の仕事帰りのこと、車にハネられそうになっちゃいました。
もうね、あとほんの50cmのところをスピンした車がかすめていったんです。九死に一生スペシャルですよもう。危うくキリモミで空飛ぶところでした。大げさじゃなくホントにやばかった。
何気なくいつものように大通りの交差点を渡ろうをした瞬間、よそ見運転した車が俺めがけて突っ込んできまして。すんでのところで気づいたドライバーが急ハンドル。馬鹿がきりすぎて猛スピンですよ。俺の目の前50cmのところをテールランプが通過。本気で死ぬかと思ったっつーのテメェ。
もう心臓バクバクですよ、なんせ目の前50cmの所をテールランプですから。大げさじゃあないですよ、ジャッキーならバク転4、5回はしながら距離とりますよ。俺がそんなことやったら車に轢かれるまでもなく死んじゃうけども。
でも車の回転スピードやタイミングずれてたら間違いなく死んでたと思います。とにかく俺は尻餅ついたものの、おしっこ漏らさなかった自分を誉めてやりたい。う○こ漏らしておしっこ漏らさず。って漏らしたのかよウ○コ!
でも何より許せないのが、その車、逃げやがったのですよ。もうね、ホントどうしようもない。人として如何なものかと思います。ねぇ、黒のS13シルビア。もうブチギレですよ、ぷっつんします。ぷっつん。


「あの・・・」

そんなとき、突然横から女性の声。
見るとコンビニの袋をぶら下げた二人の若いお姉さま
「大丈夫ですか?」
心配してくれてる!(しゅわっ!)←堪忍袋の緒が治った音。
見るからに人の良さそうなお嬢様がた。
もうホントにハラハラしてる感じで心配してくれて、見ているこっちがハラハラドキドキワクワクですよ。しかも声をかけるのみならず、こけた拍子に何かでちょっと切った俺の手を、今さっき買ってきたばっかりのお茶で洗ってくれたんです。


あぁ、都会の天使たち!


いるんですね、こんな女神が都会にも。車に轢かれかけ逃げされてムカついた後でしたけど、本気で感動しましたよ。

女神1「危なかったですねぇ。私思わず悲鳴あげそうになりましたよぅ」
女神2「でも当たらなかったのが不幸中の幸いですね。良かった・・・」

あぁん!人ってあったかい・・・!

なんつーか、良い体験させてもらいました。あの黒のS13は今度もし見つけたら大阪湾にでもダイブさせてやるけれども。
でも二人の女神のおかげで、気持ちよく帰途につくことができましたよ。


あんまり気持ちよすぎて

帰り乗るバス間違えちゃったけれども。


2003/06/17 (火)
【時代を超えて語り合う人たち】


知り合いの子供で小学生の男の子がいるんですけど、結構仲良くて可愛がってるんです。子供ってイイもんですね、純粋で。大人のすさんだ心を癒してくれる天使ですよ。
で、その子とアニメの話になったんですけれど。

「好きなアニメって何かある?」と俺。
「う〜ん、ポケモン!」

う〜む、そうか。やはり未だポケモンは強いのだな。でも俺、ポケモンとデジモンの違いすら分かんねーよ・・・。

「ドラえもんとかは?好き?」と俺。
「うん、好き」

ほほぅ。いつの時代も愛されるドラえもん。
世代を越えて共に語れるアニメがあるというのは、なんだかとても嬉しくなれてイイ。

「じゃあ、じゃあ、パーマンは?」とウキウキしながら俺。

「あ〜、パーマン・・・・・・

知らない」


「んぁ?」

そこでブチギレですよ。

そう、今時の小学生はパーマンを知らない子がいる。これはもう俺の世代からすれば信じられないと思う。パーマンだよパーマン。パーマン知らないで何が藤子不二雄だよ。もうお前なんかパーやんの刑だ。ブー!
藤子不二雄の漫画はツッコミどころ満載だけど、それすら面白いからスゴイ。その中でもパーマンはかなり上位に食い込むに違いないのに、何故ゆえ知らんのだバカ!親を呼べ親を呼べ親を呼べ!って知り合いの子じゃん!っていうか晩飯ゴチになっちゃってるよ<死語>ギャフン</死語>!(ナスの浅漬け食べながらビールを片手に)

というわけで、そんな世間知らずなお子さまにパーマンとはなんたるかを語ってやりました。延々2時間。


「いいか?パーマンってのはな、元々駄目な小学生なんだ。それがな、ある日バードマンってヘルメットかぶったおっさんがやって来てな、『お前はパーマンになれ!』って変身セットを渡すんだ」

「ふーん」

「ふーんじゃないよバカ!疑問に思えっつーの!いい年こいたおっさんがヘルメットかぶって『お前はパーマンになれ!』って言ってくるんだぞ!?キモイだろう!?

「う〜ん・・・うん」

「だろう?しかも自分を『バードマン』って名乗るんだぞ。バードマン。鳥男。どうなんだコレ、イタすぎるだろう!

「・・・よく分かんない」

お前のためだ分かれ!バードマンはな、パーマンの素質を持つ小学生を見つけてはスカウトするんだよ。パーマンになって良いことしようってきれい事並べて勧誘すんだ。んで、なったらもうこっちのもんってな具合に、言うこと聞かなきゃ光線銃で『オラ、動物にすっぞ。犬がいいか?猿がいいか?』って脅すんだ。これをな、脅迫って言うんだぞ?」

「そーなの・・・?」

「おうよ。バードマンなんかな、もし警察に職務質問されたらどうすんだろうな。住所不定、職業パーマンスカウト、名前バードマン。顔の上半分隠れるヘルメットかぶって小学生の後つけてたらもう、言い訳できんな。問答無用で逮捕だろう、まず間違いなく。どう見ても変態だ」

「バードマンって脅迫する変態なの?」

「あぁ、その通りだな。いいぞ、飲み込み早い。しかもな、パーマンは都合4号までいるんだが、中に猿がいるんだ。ブービーっていうんだけどな、こいつがなんと2号なんだよ。パーマン2号。もうな、3号4号はやってらんねーだろ、猿以下だよ猿以下。何だバードマン、これはイジメかと。っていうか、そもそも猿をスカウトする頭のおかしさがイイんだけど。完全にトチ狂ってるな。『うむ、猿か。パーマンにしてみるか』ってアホかと。もう見てらんないよ。なぁ、そう思うだろう!?」
バッ!!(目を見開き思い切り振り返る)

・・・もう寝に行っちゃってました。
あぁ、最近の子供はあの面白さが分からないのね・・・。


2003/06/16 (月)
【サッカーな人】


スケベなことをエッチっていいますが、あれってHENTAI(変態)のHらしいですね。一つ賢くなりました。エッチと変態は同義語だったんです。


「もう、エッチなんだからぁ!」
という彼女のカワイイセリフも、
「もう、変態なんだからぁ!」
とちょっとイタく変化。

「男の人って、みんなエッチなの・・・?」
という初々しいセリフも、
「男の人って、みんな変態なの・・・?」
と結構キツく変化。

「昨日彼とエッチしちゃった☆」
というドキドキ暴露話も、
「昨日彼と変態プレイしちゃった☆」
となってドキドキ感も更に倍!


するか!!どうも、藤月ですこんばんわ。

いやぁ、ホント一時はワールドカップやらなんやらで世間はすげぇサッカー三昧だったのに、今はサッカーなんてほとんど見向きもされないで阪神阪神阪神阪神。あのサッカー情熱はどこへ行ったんですか。どうでもいいけど。いいのかよ。
普段はサッカー見るくらいなら裏番組のくだらないコメディーを見るっていう人も、なんでかワールドカップは見てましたもんね。このへんの心理がよくわからんです。流され過ぎだっつーの。(顔にペインティングして旗振りながら)

それにしてもなんですか、あのサッカーっていうスポーツは。妙にヘディング率高くないですか?プロになるとみんなあぁなんですかね。なんかこぞってヘディングしたがるんですよ、軽く10メートル以上は上がってるボールに。多分脳細胞とか云十億単位で死んでるんじゃなかろうかと。だから試合も後半以降とかからみんなバカになっててもおかしくない。観てたら時々シュートにヘディングで合わせようとする奴いたりするし。
シュートだよシュート。渾身の力を込めて蹴ったボールを頭に食らいたい奴が出てくるんだよ。脳細胞とか耳からでちゃうよ。シュートしたのが翼君や日向君だったらアンタ、首もげてるよ。



なんてことを父さんに話したら、


「お前はヘディングしてないのになぁ・・・」って遠い目しながら言うんです。







父さん何か?


2003/06/15 (日)
【おっさんよどこへ・・・】


仕事帰り、バスを降りて自宅への道を歩いていると前方からベロンベロンの千鳥足で歩くサラリー中年が。
近所に居酒屋は無し。だがスーツを着てカバンを持っているから、多分仕事終わってからどっかで飲んだのだろう。ということは誰か友人宅で飲んで、これから帰るところか?
なのだが、今俺が乗って帰ってきたのは最終。おっさんは一人で歩いてるから、誰かに送ってもらえるということは無さそう。一応恐る恐る「最終行っちゃってますけど、大丈夫ですか?」と声はかけたのだが、おっさんは「いいから・・・」とか既に会話になっていない返事を返すと、ふらふらと夜の闇に消えていった。泊まれるような所もないのに、徒歩で駅を目指す気なのだろうか・・・。



ガンバレ。最寄りの駅まで歩いて1時間40分。
着いた頃には終電も無くなってるだろうけど・・・。


あぁそうそう、梅雨で朝は相当冷え込むから、まだこの季節野宿すると下手すりゃ死んじゃうよ。気をつけてね。

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