集 会 宣 言
有事法制(武力攻撃事態対処法案、自衛隊法改正案、安全保障会議設置法改正案)をめぐる国会情勢が益々緊迫の度を深めています。
もとよりこの有事法制は平和憲法を真っ向から否定し、国民の安全と平和を危険に落とし込め、戦争をするための国民総動員体制を可能にする絶対許せない法律です。
アメリカ・ブッシュ政権は国連を無視し、世界の平和を願う世論を無視し、そして国際法を無視してイラクへの侵略戦争を開始しました。要するに世界最大最強の軍事力を背景にして国際法を勝手に解釈した無法状態です。まさに「ならず者国家」の振る舞いです。
このように歯向かう者は容赦しないとする態度は報復の連鎖となり、世界の緊張と不安を拡大する効果しか生みません。
にもかかわらず小泉首相はいち早くアメリカ・ブッシュ政権の戦争政策を支持しました。アメリカは「平和憲法を持つ日本が戦争を支持した。」として世界に戦争への支持を要請したと言われています。日本国憲法が戦争遂行の道具に使われたのです。
日本国憲法は、「政府の行為によって再び戦争の惨禍がおこることのないようにすることを決意し・・・」と規定していることからも明らかなように、日本のアメリカ・イラク侵略戦争支持は完全に憲法違反です。
つまり、今回のイラク侵略戦争で日本国憲法は国内では無視され、国際的には戦争に荷担するという役割りを演じさせられてしまったのです。
有事法制は戦争法であす。有事のためには人権も私権も犠牲を強い、拒否する者には罰則そして民主主義の根幹の一つである地方自治も中央集権体制の中に組み込み、権力が教育に介入し自由を拘束し、思想を誘導していきます。このように戦争法は、今まで培ってきた自由と平和そして民主主義全てを有事体制の枠内に止めるという社会全体の変更を迫るものです。
日本の平和と安全に対して、こんなに危険極まりない法律はありません。
いまこそ私たちはこの宣言の趣旨に基づいて、戦争法でる有事法制を断固として廃案にしなければなりません。
そのためには思想、信条、宗教、政党、政派の違いを乗り越えて共同して力を合わせなければなりません。そのために私たちは今日ここに集まりました。
私たちは戦争の犠牲者になることも、加害者になることも拒否します。
そして有事法制を廃案にするまで粘り強くたたかう決意を明らかにして集会の宣言とします。
2003年5月11日
ストップ!有事法制・