新潟県中越地震被災者を思う

 上陸した台風の数が10に達し、23号の被害が大きく報道された直後の中越地震でした。阪神淡路大震災から9年9ヵ月、こんなに早く「次の大地震」が起きるとは思っていませんでした。亡くなった人は30人を超え、避難した人の数、10万人は阪神淡路大震災以上だといいます。避難所の人々の姿がテレビに映されている最中の27日も震度6弱の余震がありました。この余震で具合が悪くなって治療を受けた人が130人に上ったそうです。食糧や生活資材が届かない、寒さにこごえているという報道、恐怖心と心細さが伝わってきました。
政治の基本的責務を果たせ
 27日午後、行方不明だった皆川貴子さん母子3人の車が見つかり、2歳の優太ちゃんが奇跡的に救出されました。残念ながら貴子さんは死亡が確認されました。日本中の人が無事を祈っていた3歳の真優ちゃんの死亡も確認されました。
 台風と地震の被害に国土の脆さを痛感します。市内にも危険箇所がたくさんあります。特に今回の地震を見ると山ぎわの住宅地周辺の地質調査を強める必要があると感じます。
 国民の命とくらしを守ることは政治の基本的な責務です。「ムダな公共事業をやめて災害対策にお金をつぎ込め、自衛隊をイラクに送るお金は被災地へ回せ」の声を強めたいと思います。
 日本共産党は台風と地震の対策本部を設け、支援を呼びかけています。連絡先は「赤旗」をご覧下さい。
またも日本人拘束事件が
 27日、イラクで日本人拘束事件が起きました。拘束されたのは福岡県出身の香田証生さん(24)。例によって小泉首相は「自衛隊は撤退しない」です。テレビ画面から首相の冷酷さだけがよく分かりました。
 人質をとるという卑劣な行為は許されませんが、もともと自衛隊がイラクに行かなければ起こらない事件です。政府は香田さんの安全に絶対に責任を負わなければなりません。
ホームページを公開しました
 ホームページの内容はこの「週に一度の手紙」の週遅れです。「小林義孝」で検索できます。この「手紙」を綴じておく友人がいますが、ホームページで一覧が見られますから、その必要がなくなるというところが唯一のメリットでしょうか。もっとも、読者ニュース「かつら川」はホームページでは公開されていませんから、「赤旗」の折り込みの意味はなくなりません。
 公開して驚くのは、こんなホームページでも訪問する人がかなりいることです。あらためてインターネットの威力を認識しました。市内「赤旗」読者との交流しか想定していない「手紙」でしたから、全国ネットに載ることを意識せざるを得ず、やや緊張しています。
 理由は分かりませんが、「赤旗」日刊紙と違い、日曜版が数字の使用では算用数字に徹していることに気がつきました。ホームページ(横書き)に載せることも意識して、今後は私もこれにならいたいと思います。