九月議会報告 決算認定反対討論 プラス合併に結論
市民の立場で2 道志村の判断
枯損木の除去継続を
マツクイ虫による枯損木の除去を継続的に行うよう求めます。都留市の木、アカマツが市の将来を暗示するものとなってはならず、林業振興の観点から本気で取り組むよう求めます。
消防庁舎の建設を急ぐべき
消防庁舎の建設は先送りすべきではないと思います。火山や地震の危険についての世論が高まっている今、消防庁舎が地震に耐えられないなどという事態は一刻も放置できないものです。消防庁舎を建設するための借金を批判する市民はいないと思います。
介護保険の負担軽減を
政府は介護保険実施から五年、来年の見直しの機会に国民負担を引き上げようとしています。同じ保険方式を採用しているドイツでは保険料は1・7%の定率性、利用料負担はなく十割給付としています。市が、社会保障の公平性の立場から、保険料・利用料軽減を介護保険改善の第一の課題としてとらえ、取り組むよう求めます。
言語療法師の配置を
市立病院に言語療法師を配置する問題ですが、関係機関に派遣を要請し、たとえ週に一度でもリハビリができるよう求めます。
目標明確なまちづくりを
最後に、市町村合併をしないと宣言した新潟の加茂市の市長と長野の泰阜村の村長に共通しているのは、自治体の重点政策、とりわけ住民の暮らしにかかわる明確な目標をもっていることです。加茂市の市長は「日本一の福祉」といい、泰阜村の村長は「在宅福祉の村」と言っています。「合併」に踊らされないという覚悟と住民合意の上に、住みやすいまちづくりに全力をあげています。道志村との合併は白紙にもどろうとしているようですが、この機会に、困難な地域産業の発展方向など市の将来像をさぐり、日本一住みやすい町をめざすことを求め、討論を終わります。
村民が合併拒否
十月十六日、道志村民の意向調査の結果が出ました。この意向調査は「合併にたいする賛否」を問うものではなく、「法定協議会への移行」を問うものでした。この設問は意図的なもので、「来年二月の意向調査まで法定協議会で検討し、既成事実を重ねていけば合併が実現する」という狙いがあります。ところが道志村民はその設問に惑わされませんでした。賛成が701、反対が848でした。
合併には反対でも「協議をすることには賛成」という人がいたはずですが、それすらも必要ないというのが村民の出した結論でした。単純に合併の「賛否」を問えば差はもっと開いたでしょう。それだけにこの判断は重いといわなければなりません。
もともとムリな合併なのです。お金も時間もムダに費やす仕事を、有能な職員にこれ以上させるべきではありません。