九月議会報告 一般質問

不自然な合併の中止を求める4


都留市の「周辺部」に
 私も以前に合併論議は昭和の合併の総括から始めるべきだと主張しましたが、都留市と道志村の合併はまさに道志村が都留市の「周辺部」、それも大きな山の向こうの二十数キロメートルに六百戸が散在する地域になることで過疎化する可能性が強いと見ています。「周辺部」になるということの中心は、村民にとってくらしの上でも気持の上でも拠り所となってきた役場を失うということです。私は道志の村民が合併を選択するとは思えません。
 都留市にとっては、国の一万人以下の町村をなくし全国を一〇〇〇の自治体にするという方針を受け入れるとしても合併の必要性は出てきません。それでも合併した場合、単に市民が2100人増えるだけではありません。合併後の庁舎を現在の都留市役所とした場合、行政として効率の悪い長大な遠隔地を抱えることになります。現在の、道志村の予算の二割が人件費とみた場合、そのほかの経費を、合併によって将来、交付税が大幅に減らされた予算で賄いきれるかどうか、極めて大きな財政的困難を背負い込むことになるのではないでしょうか。こうした問題を市長はどう考えているのでしょうか。
東部広域連合に活路を
 最後に、再三のことですが、合併のための作業はやめることを求めます。市長も説明会で「大義名分がない」「国の方が努力していない」と言いました。大義のない、メリットもないことに大切なお金を使うことはありません。行政がやるべきことはほかにあるはずです。そもそも「合併が困難な地域」ということで設置された東部広域連合での論議をすすめ、それぞれ自律した市町村が力をあわせて地域の発展をさぐることにもっと熱心になるべきではないかということを指摘し、質問を終わります。


なぜそこまで合併にこだわるか
 市長答弁でトンネルができないことが明らかにされました。
 「現在の道坂トンネルは、平成二年に山梨県が国庫補助を受け約二十億円の事業費を投入して改良がおこなわれたもので、また、現在も国庫補助を受けて防災工事を施工中であります。そのため県からは、県の事業として新トンネル建設に取り組むことは困難であるとの回答を受けており、(中略)建設する場合には新市の単独事業になるものと思われます」
 「新市の事業で」となると合併特例債を使うことになるでしょう。都留市にとってそれほどの価値があるでしょうか。道志村はほかに特例債を使うような事業はないといいます。
 都留市は議会で市民意向調査の前倒し実施を拒否しましたが、道志村ではこれを実施するそうです。まともな手順です。
 今の時点で問われているのは法定協への移行です。任意協ですでに数百万円が使われていますが、法定協移行はこれを上回るお金を使うことになります。合併しなければまったくムダになるお金です。なぜ、そんなに合併したがるか、分かりにくい市の態度です。