ご支援、ありがとうございました
「ご期待に沿えず、申し訳ありません。これからもがんばりますので、懲りずによろしくお願いします」。
投票日翌日、手分けをしてポスターを剥がして回りました。先々で、ご支援とポスターのお礼を言い、選挙結果について意見、感想を聞かせてもらいました。
落ち込んではいられない
「残念だったね」。悔しい想いは私以上かと思われる読者がいました。「共産党はダメだねえ。せっかく入れたのに」という率直な感想がありました。「世の中がおかしくなったのか」という感想や「憲法九条を変えてはならない」という意見もありました。「共産党が宣伝をすればするほど民主党へ票が行ったんじゃないか」という見方をする人もありました。党の公式の見解については「赤旗」掲載の常任幹部会の声明をお読みください。
国会の勢力分野が決まれば、あとは国会と連携して国会の外でできることに力を集中するしかありません。とりわけ消費税、憲法です。年金論議の陰に隠れた観はありますが、自民、民主がともに消費税を上げる、憲法を変えると公約したことは事実です。もちろん、選挙結果からこれが肯定されたと見るのは早計です。二大政党の是非はともかく、年金を中心にして「自民党政治を変えたい」という有権者の意志が膨らんだ一方、「憲法」で政党を選んだという人は少なかったはずですから。
立ち止まることなく、草の根の運動を強め、国民本位の改革の展望を指し示し、草の根の力を大きくする、その努力をただちに始めたいと思います。次の選挙では党の主張がスッキリ有権者に届くように。
モズのヒナを見せてもらう
先日、「赤旗」日曜版を配っていてモズが電線にとまっているのを見つけました。「この季節、モズがどうして」と、しばらく観察しました。モズは春が繁殖期で、夏は山に避暑に行くことになっています。冬は平地でオスも雌も縄張りをもちます。「モズが枯れ木で鳴いている」というのは晩秋から冬の詩情をよく表していますが、このモズはあくまで「一羽の」モズです。
モズがいた所の近くに同級生のSさんの家があります。庭に出ていたSさんと同級会のことを話したあと、Sさんは「ちょっとヨッタカちゃん(同級生の、私にたいする呼び名)、見て。鳥が巣を作ったのよ」と庭木の下に案内しました。なんと庭木の枝に野鳥のヒナが二羽いるではありませんか。「ヤッ、これは」。初めて見るモズのヒナ、感激します。
モズの、若鳥ともいえない幼鳥です。去年に続く子育てだといいます。遅い子育てのために避暑の時期がずれたのでしょうか。「なんていう鳥なの?」とSさん。「モズです」。Sさんは野鳥の名前が分かって満足そうでしたが、私は「よいお宅を選んだね」と、モズを褒めてやりたい気がしました。
後日、野鳥にくわしい大月のWさんにこの話をすると「体調を崩していて見にいけない」と残念そうでした。ベテランの観察者でも間近にヒナを見る機会は貴重なようです。Sさんとモズに感謝!でした。