六月議会報告 一般質問A
フルインター事業・子宮ガン検診
事業の前倒し実施を
フルインター建設事業の概要が明らかにされ、事業主体の県から作業スケジュールも発表された。
都留インターは、初めは四分の一、次は二分の一、ハーフインターが今回ようやくフルインターというふうに、他には見られない拡充の経過をたどった。市民が求める地域に密着した公共事業ということで、拡充が認められたものと思う。ところが、待たされた割に、県が説明した今後の作業スケジュールは時間のかけすぎという気がする。今年度が測量、予備設計、来年度が詳細設計と用地測量、買収で、再来年度にようやく工事着手、完成・供用開始は平成21年になるという。十数年来のテーマで、地域の関係者、とりわけ地権者は待ち受け態勢にあるのではないか。また、せっかくの事業の、事業自体の経済効果と供用開始後の利便性や経済効果などを考えれば、早いにこしたことはない。
この際、県に対して作業スケジュールを詰めるよう要請するとともに、市が担当する作業はできることから手をつけるという構えで進め、一刻も早い供用開始をめざすべきではないか。
【市長答弁要旨】
5月日には広く市民向けの説明会を開催し、事業への協力を要請した。
今後はインター周辺の皆様への説明会を開催するとともに、本年度から現地の測量や概略設計に着手し、さらに用地の確保から工事着工へと連続した作業を予定している。
事業主体は県だが、用地買収や周辺市道の整備など地元自治体として取り組むべき問題も多数存在しており、今後、県市一体で早期完成のために全力をあげたい。
産婦人科がありながら
広報四月号に「子宮ガン検診の受け方が変更になります」という記事が掲載された。内容は、昨年度まで健康推進課に申し込んで受診していたものが今年度から指定医療機関に直接申し込めば受診できるように変更されたというものだった。ところがこの記事の指定医療機関一覧表の中に、わざわざ「都留市立病院では受診できませんのでご注意ください」と赤い下線を引いて書かれていた。子宮ガン検診を受けに富士吉田に行くという話は以前から聞いていたが、市立病院に産婦人科ができて、そういう事態は解消されたと思っていた。
現在、市内に指定医療機関は一つしかない。一つでも、さばき切れればよいが、担当課によれば平成年度924件、年度974件という受診者数で、多くの人が富士吉田へ行くことになる。これだけの受診者があれば、市立病院が指定医療機関になっても開業医の経営を脅かすことはないのではないか。市立病院も指定医療機関になってしかるべきと思うが、ならないのはなぜか。今後の見通しはどうなのか。
【市長答弁要旨】
受診者に対するサービス利用の公平性や利便性から好ましくないので、県および県産婦人科医会に対し、いずれの病院であっても指定医療機関になれるよう働きかけたい。