小池晃さんの話を聞きました

廃案しかない年金法案
 この間の国会の動きをどう表現すればよいのでしょう。「ベタ凪(なぎ)国会」などといわれた無風状態から超激動に急展開です。もちろん焦点は「年金法案」です。その原因には年金の現状と、改善どころか改悪そのものの法案、くわえて国会議員と各党幹部の保険料未納問題、これにたいする国民の怒りがあります。それにしても政治の世界、何が起こるか分からないことを実感させられました。  そもそも国会審議やテレビ討論を見ていても年金改革をめぐる政府案と民主党案は違いが分かりにくかったのです。質問や討論をしている当人たちもよく分からなかったのではないでしょうか。それが対決から三党合意への底流となりました。しかし、民主党自身、党首の保険料未納、辞任という激動を経て、三党合意はご破算になろうとしています。欠陥法案は廃案しかありません。これからがたたかいです。

ユーモアまじえ説得力抜群
 十六日、その激動国会の一つの震源となった法案説明の二つの大ウソを暴いた小池晃さんが甲府に来ました。都留市からもバスを仕立てて演説会に参加しました。  一時間半、小池さんの演説に酔いました。嫌味のない風刺とでも言えばよいのでしょうか。よく笑わせてくれました。 「政治家になったのは、医者として行き詰まったからではありません」 「自衛隊が使っているお金をオランダのNGOが使えば六千万人に給水できる。しかし、イラクの人口は二千万人。使いきれないからイラクは水浸しになってしまう」 「いらない空港をあちこちに作ろうとしている。東京から大阪まで飛行機は空を飛ばないで滑走路を走って行くようになる?」 「神崎さんは『サマワは安全だ。ヘルメットをかぶらないで床屋へ行ける』という。ヘルメットをかぶって散髪ができますか」  共産党の演説会は初参加というNさんは「政権をねらうまでいかなくてもいいから、せめて、もっと発言時間を増やしてもらいたい。そのために必要な応援をしたい」と語ってくれました。Fさんは二度目の参加。「『赤旗』を読むだけではピンと来ないが、今日の話はよく分かった」と感想を述べました。
六月三日には大月市へ
 甲府市に続いて、六月三日午後七時から大月市の市民会館で小池さんが語ります。参加できる方は知り合いの後援会員か小林に連絡をください。車の相乗りで参加しましょう。

 先週のホタルカズラの写真は不評でした。今度は形が分かるでしょうか。色は青紫です。

ホタルカズラ