勝手に多忙なゴールデンウィーク

 過ぎてしまえば…、連休はあっという間に終わりました。今週は私の連休の記です。

甘利山・千頭星山登山
 二十九日、「赤旗」読者の山の会「遊峰」主催の登山に参加しました。当日は快晴。参加者はいつもよりちょっと多くて十八人、三分の二が女性でした。
 甘利山はよく知られるレンゲツツジの名所ですが、それは六月のこと、この季節はまだ葉が出始めたばかりです。林道の終点の駐車場から三十分足らずで山頂に着きました。歩き始めは風が冷たかったのでしたが、南斜面のササ原にさしかかると汗ばむほどの暖かさでした。千頭星山は甘利山から見るとなだらかな傾斜の山なのですが、実際には相当の急登もあり、体力不足の上に寝不足の私には厳しい登山となりました。それでも途中の広い尾根からは鳳凰三山や富士山、八ヶ岳がたっぷり見え、すばらしい眺望を満喫できました。
 帰路、携帯にYさんの娘さんの突然の訃報が入りました。同行した妻と「障害のある娘さんの養育はYさん夫妻の生きがいになっていた筈」と語り合い暗然としました。合掌。

松本善明さん、平和を語る
 連休中日の三日午前、甲府の総合女性センターで開かれた憲法集会に参加しました。この日の講演は、元衆議院議員で弁護士の松本善明さん。「日本が戦争をしない国から戦争をする国に変われば国民生活はどうなるか」を分かりやすく解明してくれました。このことの深刻さがまだ十分に理解されていない、このまま再び「戦前」にしてはならないと痛感させられた講演でした。松本善明さんは画家いわさきちひろの夫として、その思い出にも触れました。
ホタルカズラを楽しむ
 連休は子どもたちが帰省する機会でもありますが、全員が一堂に会したのは四日の午後から夜にかけてだけでした。
 この日午前中は全員が揃うまでの時間つぶしに横吹へ行きました。景色を見るつもりで出かけたのですが、そこで思わぬ収穫がありました。ホタルカズラの群生地を見つけたのです。群生といっても数輪ずつ離れて咲く花ですから、その気がなければ見過ごしてしまいます。一・五センチメートルほどの青紫の五弁の花に中央から白の線が入った花はとても可憐です。公開予定のホームページに使おうと写真に収めました。私が知るこの花の市内の群生地はこれで四ヶ所になりました。
暴風雨の富士山五合目
 午後、全員が揃い、車で富士山五合目へ。台風並みの強風雨でしたが、連れ合いを含め子どもらはこれに異議をはさまなかったので、どうもわが家は「突っ走る」で一致する人の集まりになりつつあるようです。ともあれ「話の種」にはなった五合目行きでした。
 妻の実家訪問、姪の結婚披露もあり、多忙・多彩な今年の連休となりました。

 五月十六日の演説会には都留市からバスが出ます。お気軽にご参加下さい。