新しい年をいかが迎えられたでしょうか。今年が「しんぶん赤旗」読者のあなたにとって良い年になるよう祈念します。
今年も市民生活と憲法を守ることを自らの責務とし先頭にたつ決意です。変わらぬご支援をお願いいたします。
年末・年始のあわただしさはどの家庭でも同じようなものかもしれませんが、私の年末・年始を振り返ってみました。
イラクに自衛隊を送るな
年末・年始の一番の仕事は街頭宣伝でした。
議会は前号でお知らせしたとおり「イラク」の請願を継続審査にしてしまいました。しかし、街頭からの訴えには多くの市民が共感の声を寄せてくれ、署名にも積極的に応じてくれました。市民の良識を実感しました。
生活相談が相次ぐ
年末は読者の方の仲介で生活相談がいくつも寄せられました。介護、離婚、相続など、一見平穏に見える家庭にもさまざまな悩みがあると思わずにいられません。初めから弁護士を紹介してもらいたいという深刻なものもありました。あらためて「身近なくらしの相談相手」は私のライフワークと確認しました。
大月市の新人議員
広域連合の議会が年末の二十四日に開かれましたが、それに先立つ十六日、議案と広域連合の事務事業の説明がされました。
その場で大月市のある新人議員が、職員のささいなミスをあげつらい「首にしてしまえ。連合長をリコールしろ」などとどなりはじめたのです。大月の議員同士でどなりあうという形でしばらく騒ぎが続きました。
広域連合は二市一町四村で構成されていますが、「これだから大月の議会は」という他の市町村の議員のつぶやきは、当然のことですが好意的なものではありませんでした。
藤沢周平と広辞苑
昨年八月からNHKテレビで「蝉しぐれ」が放映されて以来、すっかり藤沢周平の時代小説にはまり、暮までに求めた文庫本は三十数冊になってしまいました。
藤沢周平を少し丁寧に読もうとすると恥ずかしいくらい知らない言葉が出てきて辞書は手放せません。もともと私は辞書が好きなのですが、十二月、思わぬ幸運に恵まれました。
ふだん使っている「広辞苑第五版」にガタがきて使いにくくなり、修理ができないかと岩波書店に問い合わせをしたところ、「五年くらいでガタが来るものではない」と新品を送ってくれたのです。対応に感謝し、新しい「広辞苑」を気持ちよく使っています。
登り初めは高川山
正月は二日に家族五人で高川山に登りました。好天に恵まれ山頂はにぎやかでした。しかし一年ぶりに見る山頂の土の流失は深刻で、何らかの対策が必要と思いました。新年の最初のテーマが見つかった登山でした。
山頂で会った同年輩とみえる市民から「年を取ったね」と、こちらは対策の立てようのない感想が寄せられました。