自衛隊のイラク派遣に反対する請願書提出
新日本婦人の会都留支部


 既報のように五日から議会が開会され、十一日に一般質問がおこなわれました。質問には五人の議員が立ちました。私は以下の項目について当局の見解をただしました。
 合併協議会の見通しについて
 文化ホールの評価について
 桂高校ラグビー部の優勝にあたって
 市立病院の売店の業務委託について
 来週から質問の要旨を掲載する予定です。
 この議会には表題のように新婦人の会から自衛隊のイラク派遣に反対する請願が出されました。以下、その全文です。
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 政府は自衛隊の陸上部隊をイラクに派遣しようとしています。
 しかし、イラクでは、無法な戦争に続く軍事占領への不満と抵抗が高まり、治安も悪化するなかで、米軍が連日のように襲撃され、国連事務所やイタリア軍などにたいするテロも頻発しています。11月30日の報道によりますと、ついに日本人外交官二名が犠牲になってしまいました。イラクは米軍司令官が述べているように「戦闘地域と非戦闘地域に分けることはできない」「我々はまだ戦争状態にある」という状況にあります。
 こうしたなかで自衛隊が派遣されれば、自衛隊は米・英軍と一体と見なされ、派遣された場所が攻撃対象、戦闘地域になりかねません。自衛隊の派遣を「非戦闘地域」に限り「武力の威嚇・行使はしない」などとするイラク特措法についての政府の説明はすでに成り立たなくなっています。
 また、多くの自衛隊員やその家族は「日本を守るために入隊したのに、なぜイラクに行くのか」と納得できないでいるといいます。
 以上の理由から、私たちは、政府が日本の安全を危うくする自衛隊のイラク派遣をやめるよう、都留市議会が意見書を提出するようせいがんします。
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ご注目ください

 私はこの請願の紹介議員になりました。十五日の総務常任委員会で討議されます。
 県議会では否決しました。否決したのは自民党・公明党です。都留市議会の総務委員会には私も所属していますが、公明党の議員もいます。しかし、自民党の議員はいません。
 一昨年、9・11テロのあと、アフガニスタンへの米軍の攻撃が憂慮されていたさなかの十二月議会に同じように「平和的解決を」という請願が出され、これを採択した経過があります。今回はどうか、ご注目ください。
許せない閣議決定

 九日、小泉内閣は自衛隊のイラク派遣を閣議決定しました。十一日の山日新聞の投書は全部「自衛隊を送るな」でした。今こそ立場の違いをこえて、平和を愛するすべての国民が声をあげる時ではないでしょうか。老獪な政治家は「沈黙」を「同意」と見なします。
 地方紙ですが、私はある全国紙とくらべて、山日新聞の姿勢にやや驚いています。もちろん「赤旗」とは違いますが、戦争反対、戦争につながる自衛隊のイラク派遣に反対の色がよく見えます。このまま続いてほしい…。