六月議会 一般質問報告B

サルの被害の防止について



 ことしもサルの被害が出ています。地域によっては作るはしからサルに持っていかれて、バカらしいから野菜作りをやめたという人もいます。

電気柵の効果はどうか
 この問題については議会で何度も論じてきています。なかなか妙案はないようですが、初めに電気柵などの活用はすすんでいるかどうかを伺います。これまでも触れてきましたが、これが有効であれば、さらに市民に補助制度を知らせることが必要です。
 いろいろ検討してきましたが、地元の意見などを聞くと、やはり人が直接監視するのがもっとも有効なようです。しかし、個人で一日中監視することなどできません。

市が監視員の配置を
 こうしたなかで出た一つの考え方が、市が直接一定の人数を配置し、サルの出没する地域を巡回して監視するという方法です。若い人で職がない人もいると思います。季節限定のアルバイトにならざるを得ませんが、一定の人数をこれに採用すれば雇用対策にもなります。バイクと無線か携帯電話があれば、連絡を取り合い、効果的にサルを追い払うことができると思います。
 野菜をサルに食べられてしまう被害額、野菜作りを断念した被害額は相当なものだと思います。サル知恵といいます。そのサル知恵にかなわないでサルにやられっぱなしというのも情けないのですが、サルのほうは生きるために必死です。人間も必死になって農業を守るという立場に立たなければ勝ち目はないと思います。

市の責任もある
 里山にゴルフ場をたくさん作ったからサルが里に下りてくるようになったという見方もあります。そうであれば市の責任は重大です。あらためて、サル対策について真剣に検討されるよう期待し答弁を求めます。


二十五年の表彰を受けました
 議会最終日の開会直後に全国市議会議長会から表彰されました。ついでに関東議長会、山梨県議長会からも表彰されました。
 議員を長くやっていると十年目から五年ごとに表彰されます。表彰状には「長期にわたり」としか書いてありませんので、四期目の議員から「長くやっていただけのことだね」と冷やかされました。それでも二期目の議員は「二人目ですか。すごいですね」と感心してくれました。どちらも本音は「自分はそんなに長くできるだろうか」というところのようです。
 日本共産党の場合は個人の意思の問題ではありません。いうなれば「結果的に長くなった」ということに過ぎません。
 ただ、長期にわたって「日本共産党の小林義孝」を支持されたみなさんには本当に感謝しなければならないと思っています。