自然とかかわる楽しさ2



先週につづく話で恐縮ですがー。
五月二十四日、「しんぶん赤旗」読者の山の会遊峰主催の「日向山」登山に参加しました。山歩きは昨年三月に大月市境の高畑山に登って以来、実に一年ぶりです。ただ、今年のゴールデンウィークに「赤岩」に足慣らしには行ってきましたが。
挿絵1

白い砂の雁ガ原

 日向山は韮崎市から白州町を経て甲斐駒ケ岳のふもとにある駒ケ岳神社から右に分かれる山です。山梨百名山に選ばれている山ですが、実際には3等三角点のある山頂はまったく展望がきかず、わずかに左に歩を進め雁ガ原と呼ばれるところが目的の山ということになります。
 この山は花崗岩の白い砂のザレ(山腹が崩壊して砂や小石がおおっている状態)と甲斐駒ケ岳の眺望で有名です。私は初めてでしたが登山を始めて数年すれば必ず登る山です。今回も二度目というご夫婦がいました。
 「赤旗」に折り込んだ遊峰の募集に応じた人は十二人、初参加は四人でした。車三台に分乗して出発、白州道の駅で一息入れました。駒ケ岳神社の駐車場に一台を置き、二台に乗換えて林道を進み登山道入り口に向かいました。
 登山道はずっと林の中、結局急登も眺望もないままに日向山山頂に着きました。なんと楽な登山と思いながら岩崎元郎さん(有名な登山の指導者)にならって三角点にさわり、参加者全員で写真を撮りました。標高は1659メートル。こういうときには都合よく先客がいるものでシャッターを押してもらいました。
 すぐに場所を移すと、目的の雁ガ原の白砂の広がりが目に飛び込んできました。白砂の美しさは評判どおりでした。ニョキニョキと立った岩のかたまりと合わせての景観は見事で、ほかでは見られないものです。前日の雨で遠望は望めませんでしたが甲斐駒ケ岳は目の前でした。リーダーは「休憩三十分」と号令を発しましたが、早い昼食と白砂の散策を楽しみたいという参加者の声に押されて一時間以上の休憩となりました。

 行きは良いよい、帰りは

 楽な登りと頂上の楽しさに反して下山道の急で長かったこと。錦滝、不動滝などの景観は楽しめましたが、時間も足への負担も往路の二倍以上でした。帰ってからの足の痛みは三日も続きました。ところが初参加の七〇歳の女性はふだん車に乗らない「ご利益」でまったく痛くなかったそうです。山に魅了された人がまた一人増えたようです。