臨時議会が開かれました



 八日に全員協議会が開かれたのに続き、十三日に初議会となる臨時議会が開かれました。
 臨時議会は議長・副議長と各常任委員会、議会運営委員会、大月都留広域事務組合議会議員、東部広域連合議会議員を選出しました。これで議会の構成ができたことになります。
 議長には上杉実議員、福議長には国田正巳議員が選ばれました。私は総務常任委員会に所属し、議会運営委員、広域連合議員に選ばれました。
 広域事務組合議員(五人)と広域連合議員(五人)は四期以上の議員が四年前と同じ十人なので五人ずつ振り分けることになったものです。
 このあとは六月定例議会までに議会が関係する各種委員会への所属が決められます。

反対した条例改正三件

 市当局からは専決処分した条例改正と補正予算の承認を求める案件が八件と監査委員の選任に同意を求める案件が提出されました。
 私はこれらのうち地方税法の改正にもとづく市税条例と国保税条例の改正、消防団員の公務災害補償条例の改正に反対しました。
 地方税法の「改正」は、法人事業税への外形標準課税の導入、配偶者特別控除の上乗せ部分の廃止、地方タバコ税引き上げなどの庶民増税の一方で、不動産取得税の大幅軽減、特別土地保有税の凍結、新増設にかかわる事業所税の廃止など、「都市再生」にむけた土地税制の軽減、金融・証券税制の軽減・簡素化など、大企業と資産家優遇を内容とするものです。国民の四兆円負担増の一環で、地方財政にも大きなマイナスの影響が出ます。
 消防団員の公務災害補償条例の改正は、これまで一貫して引き上げてきた補償額を逆に引き下げるもので、これは初めてのことです。無償に近い消防活動で、万一死亡事故や障害を負うような事故がおこった場合の補償額を引き下げることになります。

 新人議員の困難

 いつも思うのですが、新しい議員はなかなか大変です。議長選から委員会の所属までで午前中が終わり、議案審議は午後になりましたが、はたしてどのくらい内容が理解できたでしょうか。それでも八日の全員協議会で渡された議案集を家に持ち帰った議員がいましたから、これからの活躍に期待できるかもしれません。
 有事法案で街頭宣伝

 有事法案が衆院を通過しました。
 今週も「かつら川」が戦争につながる危険な情勢の変化について深い考察をしています。私も臨時議会の終わった十三日の夕方、大国屋、おかじま、オーツル、田野倉団地の前でマイクを握りました。戦争で亡くなった人の無念を思うとき平和を守るのは今に生きる私たちの責任です。
 それにしても「赤旗」とそのほかの新聞(全部見ているわけではありませんが)の違いはどうでしょう。一般紙は民主党が与党と法案修正で一致したことをもって「今国会で成立の見通し」と報じています。「赤旗」はこの法案の危険性を厳しく指摘し、識者の反対の声、国会周辺と全国の抗議・反対の声をリアルに取り上げています。
 憲法の危機を強く感じます。国会内外で平和を維持する力をもっと強めねばと痛感します。