県議選は残念な結果となりました。これについてどう受け止めればよいのかは、党中央常任幹部会の声明をお読みください。解説する余裕はありませんが、「声明」はこの結果をふまえて「後半戦では全有権者規模の対話を」と強調しています。
これまで、私もできるかぎりの対話を重ねてきましたが、一人でできる数は知れたものです。ぜひ、読者のみなさんの力をお貸しください。
ありがたい評価
この間の対話のなかで「がんばっているね」といった評価が寄せられました。CATVで一般質問のようすが放映されるようになって、活字の「議会だより」とは違った臨場感があるようです。ただ、CATVはまだ一部の地域だけですから、選挙は最終日まで緊張感を持ってがんばるのみです。
街頭からの訴えもしてきました。三月議会の報告と、市が直面している問題について、つまり市議選で争点となる課題を語りました。
実績と政策が問われる
選挙は現職であれば議員として何をしてきたか、さらに新人を含めて、これから何をするのか、政策をあきらかにすることが求められます。
ところが、なんのために議員になったのだろうというような議員がいます。選挙では政策をあきらかにせず、当選後も、議会の本会議でも委員会でもあまり発言せず、本当に役に立っているのかと首をかしげたくなるような議員です。
一方で、今回は新人を中心にリーフレットや実績・政策などが配られています。もちろん、これは歓迎すべきことですが、市民生活の実態からかけ離れたもの、具体性に欠けるものが多いような気がします。
議員定数削減について
「議員定数削減」を錦の御旗にしている候補もいます。存在感のない議員も少なくない現状で、市民感情として「減らせ」という気持ちはよく理解できますが、議員を減らせば市政と市民をつなぐパイプが細くなります。総額で二七二億七五八四万円の予算の使われ方を監視する役割を持つ0・65%の議会費は「民主主義の必要経費」と考えるべきではないでしょうか。
都留市は、すでに三十二年前に全国に先がけて、当時の法定数の三十議席から八議席も減らしており(今でも四議席減)、これ以上の削減は、身近に議員がいなくなることになり、市民と市政をより遠ざけることになります。議員は身近にいてこそ、気軽に市に対する意見や要求を伝えられるのではないでしょうか。私は、ほかにもっと削るべき事業があると考えています。
それよりなにより、当面する選挙では定数は変わりませんから、「この人を議員にすることはムダだ」と思う候補者が当選しないようにするしかありません
またもお金のばらまき
政策論議は大歓迎ですが、早くから金権選挙に徹している候補者もいます。ほとんど無差別にくばっているようで、ほかの候補者に情報が筒抜けです。縄付きを出して都留市の名誉を傷つけることにならなければよいがと心配です。
新人が大勢立候補する選挙は現職に厳しい結果になります。くわえてこうした金権選挙とのたたかいです。抜かりなくたたかう決意ですが、ぜひ、大きなご支援をお願いします。