ソステヌート 遺作変ホ長調   ショパン(1810〜1849) (midiリピートなし)

1840年、ショパンの弟子で銀行家のエミール・ガヤールに献呈された曲
この曲も前のワルツイ短調と同じでアシュケナージュのCDで知っていて、もしかしたらわたしにも弾けるかもしれないと思っていた曲のひとつです。midiはリピートなしで作成しました。

2004年    
9月22日 <ショパンの遺作  ワルツイ短調>が終わり今日から新しい曲。まず、ドヴォルジャークの<メヌエット>を先に教えていただき、そして、ショパンの<ソステヌート>はその後でと思って、先週2曲の楽譜を先生にお渡ししておいた。先生にとっては2曲とも初めてだそうだが、2曲ともそれほど難しい曲ではないらしく2曲とも楽しそうに弾いて下さった。そして...私の意に反して2曲いっしょに練習することになってしまった。先生はドヴォルジャークよりもショパンがお好きなようである。
9月29日 きょうのレッスンはお休みだが、一応今日までには<メヌエット>の2音フレーズのところだけでも弾けるようにしたいと思っていた。が、テンポを少し上げると弾けなくなってしまう。できないことをできるようにするには時間がかかるものである。<ソステヌート>の方は3拍子で、ところどころ左手の伴奏の1拍目が抜けていて先生は弾きにくいとおっしゃていたが、私には3拍子の伴奏の1拍目がないからといって、弾きにくいも弾き易いもわからない。先生のようにそれを感じるほどのレベルに達してはいないのである。
10月6日 指の訓練<シュミット>今日の訓練は左手についてだけ言えば、3の指はある音を押さえ鍵盤から離さずに、他の指4、5、1、2と弾くのだがどうも速く弾くと4,5がいっしょに動いてしまう。これは4,5の指が完全に独立していないからだそうである。またツェルニーは休符が入った場合32分音符の粒がそろわないので、休符のところも同じ32分音符を入れて弾いて練習してくることになった。いろいろなテクニックがあるものである。<メヌエット>は最後のリタルダンドをもっとゆっくりそして優しく弾けば大体良いということでおしまいになってしまった。まだまだ<メヌエット>も楽しみたかったのに残念であった。この時すでに私のレッスン時間が過ぎて、次の生徒さんが来ているにもかかわらず(廊下のベンチに次の生徒さんが待っているのが見えるのである。)、<ソステヌート>も弾いてみるように言われた。次の生徒さんに申し訳ない気がして、ゆとりがなくなってしまい、慌てて、ところどころ音をはずしてしまった。せっかく弾くのである。また、先生も時間がオーバーしているのを知っていて弾くように言われたのである。慌てることなどなかったのだ。
10月13日 27番のトリルの練習曲が終わり、<ツェルニー28番>これは変ホ長調の左手の音階の練習。左手が難しいので右手がおろそかなりがち、こういうときは簡単な右手のメロディを最初にしっかり覚えてしまうのが近道だそうである。ショパンの<ソステヌート>は思っていたよりも難しく、優雅に弾くにはまだまだである。楽譜を見たときは、ショパンがこの曲を献呈した銀行家はわたしレベルかもなんて思いながら、楽譜を印刷したのに...そういえば、midiも作成が難しく、装飾音符の入力がうまくいかな
かったのを思い出す。たどたどしいところがあり、私が弾いているような感じである。
10月20日 ツェルニーの28番は言われたとおり、右手のメロディを覚えてしまったので、左手の音階がわりと滑らかであったらしく、よいということだった。次は29番、これは3度の重音のトリルの練習。まず重音の上の音のみをとって弾いて、メロディをつかむこと。重音で、弾いた時は気がつかなかったが、上の音のみをとって弾いてみれば、かわいらしい曲のようだ。<ソステヌート>はショパンがリズムを8分音符、装飾音符+付点8分音符というように同じ様なメロディであってもところどころ変えているところに注意して弾くこと。速さはもう少し速くしてボーっとした感じにしないように、もっとメリハリをつけてくることが宿題である。アシュケナージュもやはりもう少し速く弾いている。
10月27日 <シュミットの指の訓練>、3の指で鍵盤を押さえながら、左手は2,4,2,4,5,1,5,1右手は4,2,4,2,1,5,1,5(ミを弾きながら、ファレファレドソドソ)いろいろなリズムで正確に指を動かさなければならないのだが、速く弾こうとするとリズムが乱れる。合格はお預けである。<ツェルニー>の方も重音がばらばらでなめらかに弾けなかった。ばらばらになるのは手首を動かしすぎているかららしい。手首を持って片手づつ練習するようにいわれた。<ソステヌート>は右手がメロディの時は聴けるようになったが、左手がメロディの時に右手の伴奏が煩く響くので、メロディをもっとだすようにということであった。ここまで、約20分。この後バッハのラルゴを10分教えていただいた。次の生徒さん(2,3か月前から)は30歳前後の人であるが、わたしの最初のH先生とおなじような感じがするので、先生をしている人かもしれない。多分指は一本一本独立している生徒さんなのだと思う。JS先生にとって私は歳はとっているが最もレベルの低い生徒なのかもしれない。指が独立していないわたしには教えることがたくさんあってたいへんそうである。今日も全く私語はなかった。
11月10日 先週がお休みだったので、指の訓練もツェルニーも次に進んで良いことになった。ソステヌートは左がメロディの部分が歌っているような感じがしないそうだ。ごもっともである。一生懸命弾いていて、歌ってなどいないのだから...ショパンにとっては音を飛ばして遊びで作曲したところなので味わうようにということである。
11月17日 左手がメロディのところのリズムがまだおかしいらしい。3拍子のリズムを崩して弾いているところがあるようだ。しっかり口で1と2と3とと言いながら練習しよう。今日はこの曲よりも<ラルゴ>のほうを長く教えていただいた。
11月24日 リズムはよくなったのだが、ペダルの踏み方が悪くて音が濁るらしい。ペダルを細かく踏み変えて濁りをなくすようにといわれても、どう濁っているのかわからないので、先生に踏みかえる場所を書いていただいた。
12月8日 左手がメロディのところのペダルの踏み方は大分良くなったらしい。が、左手が伴奏のところの音が雑になっているところがあったようである。どの音も大切に、優しく、...である。来週はMDに吹き込んでくださるそうである。暗譜したほうがいいかもしれない。
12月15日 今日はこの曲をMDに入れた。発表会ほどではないが緊張してしまった。音をはずした上、テンポが遅かったらしい。家で今日の演奏のMDをよく聴いて、もう少しテンポを上げて練習してきてほしいといわれた。来週も録音してくださるそうである。
12月22日 指の訓練、ツェルニーの後、<ソステヌート>の演奏ををMDに録音。指が絡んで、先週よりも間違いが多かった。前回の演奏と今回のを聴き比べて、間違いはあったが、先週の演奏よりも表現が豊かになっているという評価であった。この曲はいいところまできているから次も録音をするということである。録音したり、聴いたりであっという間に時間がたってしまった。バッハの<ラルゴ>の時間はなかった。
1月12日
(2005)
お正月があったので、久しぶりのレッスン。<ソステヌート>は今日もMDに録音することになっていたので、暗譜で弾けるようにしていったつもりであった。が...気合を入れて弾いていたら、途中でどこを弾いているのかわからなくなって止まってしまったのである。気が小さくて本番に弱いのは相変わらずである。MDに録音するぐらいのことでこんなことでは本当に情けないものである。(止まるということは本当の舞台では絶対にしてはいけないことだそうである。間違っても音の流れはとめてはいけないのである。プロは間違った時は上手にごまかして流すそうである。)仕方がないので、最初からもう一度弾きなおしをさせていただいた。また同じところで支えたが、何とかつぎへ進めた。この曲は支えるところがあるが、横に流れてメロディもしっかり響くようになったらしい。少し雑なところ(着地が悪い?)はあるが、この曲も終わっていいことになった。