(ショパン1810〜1849))
ピアノの詩人ショパンは21曲のノクターンを残した。ノクターンという形式はアイルランドの作曲家ジョン・フィールドが創始したといわれる。作品9番は3曲から成るが、マリー・ブレイエル夫人に献呈されている。ポーランド出身のショパンが20歳の頃、ちょうどパリで暮らし始めた頃の作品である。中でも9‐2は最もポピュラーである。
曲名を知らなくとも誰もがどこかで聞いたことがある曲、そして必ずひとりは発表会で演奏する曲です。私もいつかこの曲を発表会で弾いてみたいとずっと思っていました。今年の発表会は思い切って有名なこの曲に挑戦することにしました。
BGMはフリーソフトTSQ(音符入力で作成)しているのですが、同じようなメロディだけれども少し違うという表現に限界を感じましたので前半(1/3)のみ作成しました。midiもHPもテキトーに作っていますので...
| 2005年 | |
| 3月2日 | 発表会は<ノクターン9−2 ショパン>を選曲した。この曲は去年の発表会の曲<樅の木>と同じで、JS先生のお弟子さんのH先生に教えていただいたことがある。心残りがしていた曲のひとつである。H先生は生徒のレベルなどは考えず、どんな曲でも挑戦させてくださったものである。まだH先生も若く、手探りで教えていたのだと思う。そして私も生徒として未熟だったと思う。だからH先生に教えていただいた曲はもう一度やり直したい曲がたくさんある。<秋の歌>の後、今のわたしのノクターンをJS先生に聴いていただいた。譜読みはできていた。 |
| 3月9日 | <秋の歌>を来週にはMDに録音して終了予定ということ。最後の最後の音はペダルなしで消えるように弱く弾かなければいけないのだが、これが難しくなかなか先生のおっしゃるようにはできない。鍵盤を触る角度で弱い音は出たり出なかったりするようである。ピアノは打楽器ということである。<ノクターン9−2>メロディをしっかりさせるために伴奏はそれぞれの拍の最初の音のみを弾いて練習してくることになった。 |
| 3月16日 | <秋の歌 チャイコフスキー>とうとう録音。やはり家でひとりで弾いているときの何倍も緊張して、いつもの何倍も間違った。が、これが私の実力。秋の歌もお別れである。<ノクターン9−2>先生のおっしゃるとおり伴奏は最初の音のみで練習して行った。曲の構成等、今まで気がつかなかったことの多くのことに気付いた。先生が教え慣れているこの曲を発表会の曲にして良かった。 |
| 3月23日 | <シュミット 指の訓練>ソを押さえてレミレミレミドミ。左手の薬指が思うように速く弾くと動かなくなる。その上使っていない2の指(人差し指)が鍵盤から離れて上がってしまう。脱力ができていないからでそうである。もちろん次回まで練習を続けてくるようにということである。<ツェルニー>は目標♪=152が宿題となった。わたしの場合、目標があると練習も楽しくて捗るようである。<ノクターン>は伴奏が楽なので、メロディに集中することができた。左手の伴奏はそれぞれの拍の最初の音のみを弾くという方法は非常に良い方法である。私のトリルが幼稚な感じがするということだがよくわかった。私の持っているCDのワイセンベルグの演奏も先生の演奏と同じで、トリルは「くしゅっ」という感じに弾いていて大人っぽい。 |
| 4月6日 | <指の訓練>前回と同じ、ソを押さえてレミレミレミドミ。まじめに練習したのだが、左手だけ弾いた場合、スピードをあげるとレとミがくっついてしまう。両手で弾いた場合、スピードを上げても右手に助けられて左手も動くのだが...左手だけで速く弾こうとすると、相変わらず人差し指も上がってくるし、これはもう一週がんばってくることになった。<ツェルニー36番>これは目標が達成された。手首の上げ下げを先生のおっしゃったとおりに練習したら2,3日で速く弾けるようになった。<ノクターン9−2>宿題は前回の逆、左手の伴奏のそれぞれの拍の最初の音を抜いて、右手のメロディをつけての練習。最初の音を弾いて、メロディを弾くよりもずっと難しかった。この曲はメロディをすべて右手で奏でるので、伴奏とメロディとの関係がさらにわかったような気がする。左手の伴奏を分解して練習したので、右手のメロディの方はいつの間にか暗譜していた。 |
| 4月13日 | そろそろ出掛けようとしていたら、先生から突然の電話。体調がすぐれないそうで今日はお休みにしてほしいということ。すごく恐縮なさっていた。自分の時間を大切にしている先生は私の時間も大切に思って下さっているのが伝わってきた。<指の訓練>ソを押さえてレミレミレミドミ。この訓練は長くなってきたので、それほど滑らかに弾けなくとも今日レッスンがあったらもういいことになっていたかもしれない。でもきょうがお休みなのでもう1週練習できることになった。問題の左手、速く弾くと人差し指が上がってくることは何度も書いているが、左手の練習はソだけではなくファとソ2つを押さえてレミレミレミドミと弾く練習を試みようと思う。<ノクターン9−2>メロディは歌えるし、この曲は特にメロディは右手だけで奏でているので、簡単に覚えられたが、和音のある伴奏の暗譜は大変である。絶対音感のある人はたくさんの音で作られた和音もすぐにどんな音で構成されているのかわかるから暗譜などしなくともいいのだろうなぁ。凡人の私は和音になると覚えが悪くなる。 |
| 4月20日 | <シュミット 指の訓練>ソを押さえてレミレミレミドミ。なかなか上手にならないものである。左手の魔の指=薬指がとにかく言うことを聞かない。まだまだこの訓練は終わりにできないそうである。来週は両手で弾くのをみてくださるそうである。とにかく何をしているときも、もし手が空いていたら、薬指を動かして鍛えるようにということである。テレビを見ている時も...電車やバスに乗っている時も...ボーっとする時間がほしい私には厳しいお言葉である。シューマンは魔の指=薬指の訓練を無理にして薬指を傷めてしまったと言う。薬指は特殊なのだ。<ツェルニー 37番>これは速さもリズムも良いということであった。ただし、左手がスタッカートを無視して弾いていた。一度癖になったものを直すのは大変なので、38番に進んでよいことになった。<ノクターン 9−2>思っていたよりも伴奏が大変なのがわかってきた。伴奏はメロディを引き立てるものだというのに、必死に弾いていたら伴奏の音のほうが大きくなってしまっていた。甘いメロディはどこへやら...である。 |
| 4月27日 | <シュミット 指の訓練 63番>今日は両手で、ソを押さえて、レミレミレミドミ。不思議なもので右手もいっしょに弾いたら、左手も釣られて動いてくれた。まだ左手だけで弾いた場合、だんだんリズムが狂ってしまうが、64番に進むことになった。<ツェルニー 38番>前回の37番と同じような分散和音の練習曲だったので、OKだった。<ノクターン 9−2>左手の伴奏の強弱がばらばらで、スラーで弾くべきところがスタカートになっていた。伴奏のそれぞれの拍の最初の音を5の指(小指)、2番目の和音の両端を5と2の指で押さえることに統一した。やはりポピュラーなこの曲も大曲だったのである。しばらくは心地よい気分は味わえなさそうである。指番号を変えるのは至難の業といえるが、今までの指番号ではどんなに練習しても同じで上達しないのかもしれない。 |
| 5月11日 | 連休の後の久しぶりのレッスン。<シュミット 指の訓練 64番>ソを押さえてドレドレドミファミ。左手の脱力がうまくできないので、速度を上げるにつれ、リズムが狂っていった。弾いているときの先生手首を触らせてもらったが、柔らかくて全く力が入っていなかった。脱力ができていれば、何時間弾いても疲れないそうである。私の手首は硬く力が入ってすぐに疲れてしまう。<ツェルニー 39番>左手の3度の重音の練習。重音を滑らかに弾くためには、指の訓練と同じようにいくつかのリズムパターンでの練習が必要らしい。<ノクターン 9−2>伴奏の左手に気を取られているため、まだ右手のメロディが伴奏よりも小さいことがあるらしい。左手の指番号は変えたし、スラーで弾かなければならないし、右手よりも左手の方が音も多いし左手は忙しいのである。メロディが主役、伴奏は脇役、そして脇役は目立ってはいけないということはよくわかっているのだが... |
| 5月18日 | <シュミット 指の訓練 64番>ソを押さえての訓練はこれが最後。次からはファとソの2つの音押さえての訓練。果たして2つも押さえて他の指がうまく動くことやら...<ツェルニー 39番>左手の重音が両手で弾いた場合、滑らかさに欠け、軽やかなはずの右手のメロディが重過ぎ。片手づつ弾けばうまくいくのでもう一週がんばってみることになった。鍵盤には奥行きがあるのでどの位置で弾けば良いかいろいろ試してベストな方法を見つければよいそうである。<ノクターン 9−2>先週よりは左手が煩くなくはなったが、乱暴な音になっているところがある。装飾音符はさらっと入れるように。そして、下りのメロディは降りたくない気持を表現すること。どの曲もどの曲も取り組んでみれば、奥が深く難しくなっていくようである。 |
| 5月25日 | <シュミット 指の訓練 65番>ファとソを押さえてミレドレ。やはり2つも押さえて他の指を動かすのは難しい。右手の4の指はいつの間にか上がってくるし、左手の3と2の指はいっしょに動いてしまうのである。成長してしまった指を教育するには時間がかかるようである。<ツェルニー 39番>3週目にしてようやく滑らかに弾けるようになったらしい。<ノクターン 9−2>私には時々音を乱暴に切る癖があるらしい。どの音も大切にていねいに気を抜かずに弾くこと。またペダルは深く踏み過ぎず、優しく浅く踏むこと。繊細に!!繊細に!!宿題は伴奏をていねいに優しく弾けるようにしてくること。 |
| 5月30日 | 今週はレッスンがお休みなので、ピアノの先生をしている友人SHさんを訪ねて<ノクターン 9-2 ショパン>をみて貰った。SHさんはJS先生とは全く違う視点で教えてくれた。メロディのリズムの間違い、また、今まで見えてなかったスタカートやタイなどの記号に気付かせてもらった。楽譜というのはいろいろなことが書いてあっても、見慣れてしまうと見ていても書いてあるものが見えなくなっていることがある。特に私は何でもテキトーにしてしまう方なので、最初に見えなかったものはもう2度と見えないのである。弾きにくいと思っていた所も楽譜に書いてある記号通りに弾いてみれば弾きやすくなるようで、ショパンも考えて作曲してくれたようである。今日は私の実力では消化しきれないくらいたくさんのことを教えてもらった。テープに録ってきたので、できるようにはならないかもしれないが、時々聴いて復習をしたいと思う。忙しいのに私のために時間を作ってくれたSHさんに感謝である。(今年の手作りのケーキもおいしかった!!) |
| 6月8日 | <シュミット 指の訓練 66番>ファとソを押さえてドレミレドレミレ。65番のミレドレミレドレとは出発点が違うだけ。ファの隣のミから始めるよりも少し遠いドから始めたほうが楽な気がした。これもテンポを上げると左手がだんだん遅くなっていった。<ツェルニー 40番>イ長調の音階と重音の練習。重音のメロディがなめらかに弾けていなかったので、もう一週がんばることに。<ノクターン 9‐2 ショパン>先週お休みだったのに、ずいぶん良くなっていると言われた。JS先生はSHさんに指導を受けたことに気がついているようだった。特にSHさんに指使いを直してもらったところが非常によくなったと誉められた。そして、SHさんに指摘された間違ったままのリズムで弾いていたところ(癖になってしまっているのでまだ直っていない)は初めて注意された。SHさんの実力のすごさを実感した。 |
| 6月15日 | <シュミット 指の訓練 67番>ファとソを押さえてミドレド、ミドレド。最初はどうなるかと思ったが、4日目ぐらいから指が絡まずに動くようになった。小さい子と違って、上達するのは遅いが、やればできるものである。<ツェルニー 40番>重音のメロディがまだ繋がらない。まぁまぁではあるが、急がず確実にテクニックをマスターするために、3通りのリズムで弾けるようにしてくることが宿題。<ノクターン 9−2>家では暗譜で弾けるようになっているのだが、先生の前では楽譜があっても後半のstretto(縮こまるように)のところが真っ白になってしまった。いろいろ気にするようになってきたので、始めの頃よりも難しく感じられる。左手はまだ雑になるところが多いそうである。ていねいに!!繊細に!!気を抜かず!! |
| 6月22日 | <シュミット 指の訓練 68番>ファとソを押さえてドミレミ、ドミレミ。これはファとソを押さえて弾くのに慣れてきたので、弾けるようにはなってはいたが、脱力がいい加減だった。慣れても気を抜いてはいけないのだった。ということで、これはもう1週練習してくることになった。<ツェルニー 40番>多少支えるところはあるが、メロディが聞こえるようになったし、もうすぐ発表会ということでおまけで合格になった。発表会の曲に集中するためにツェルニーはしばらくお休みである。<ノクターン 9−2>たくさん練習したのだが先週と同じところ(後半のクライマックスのところ)で止まってしまった。結局、指使いを直すことになった。発表会まで直さなければいけない!!この曲はH先生に教えていただいてから、時々弾いていたので、その分たくさんの悪癖がついていたようだ。悪癖を直すには時間がかかるので、指使いを直すのはこれが最後ならばいいのだが... |
| 6月29日 | <指の訓練>68番はOKになった。しかし左手はスピードをアップすると中指と薬指が仲良くなっていった。左手の指はまだまだ独立しそうにないようだ。<ノクターン 9−2>クライマックスのところの指使いを先生の指示通りに直したら、止まる事が少なくなった。それまでわたしのしていた指使いは、着地が多かったので止まる確率も高かったわけである。今日は先生が左手の伴奏、私が右手のメロディを弾くということも行った。特にトリルが幼稚な弾き方なのでトリルを中心に何度も教えていただいた。右手だけ弾いた場合、先生をまねて弾けるのだが、左手の伴奏を入れて両手で弾くとどうもうまくいかなかった。来週までには何とか弾けるようにしたいものである。発表会も間近なので、実際の速さよりも少し速く弾けるようにしてくることも宿題である。 |
| 7月6日 | <指の訓練>ミを押さえてドレドレソファソファ。これは先生が考えたものである。46番でレドレドソファソファというのをやったがレドがドレになるとより難しく、左手の4,5の指が指が絡まって大変だった。<ノクターン9−2>伴奏が一貫してていねいに弾けていない。特にそれぞれの拍の最後の音が雑になっている。伴奏は右手のメロディよりも目立たず、優しく。とはいっても伴奏は和音で飛び飛びの音である。弾くのが精一杯、優しさをだすように言われても...ようやく先生の前でも暗譜で弾けるようになった。発表会は楽譜を見て弾くので、今度は楽譜を見て弾く練習をするつもりである。ステージで暗譜で弾く勇気がないので、今年も楽譜を☆お守り☆としておくつもりである。情けないが、わたしのように一般人は楽譜を見て弾くためには見て弾く練習も必要なのである。 |
| 7月13日 | <指の訓練 69番>ファとソを押さえて、レミドミレミドミ。左手の粒が揃わないのでもう一週がんばることになった。<ノクターン 9−2>指の訓練が終わるや否や、いきなりMDに録音することになった。楽譜を見て弾こうか,どうしようかなど考えていたところで、心の準備が全くなかったので、最初のフレーズでリズムが乱れた。演奏を始めたら絶対にとまってはいけないことになっているので、そのまま先に進んだ。最後まで弾き終えたが、せっかくできるようになったトリルは前の弾き方になってしまったり、強弱はいい加減だったし、緊張症は治ってなかった。果たして発表会ではどうなることやら...この曲は音が飛んで楽譜を見ていたのでは弾けないところがたくさんあることに今頃気がついた。楽譜を見るところ見ないところとはっきり決めておいた方がいいのかもしれない。弾き始める前に深呼吸をしてメロディを少し頭に思い浮かべる練習もしてくるようにとのことである。 |
| 7月20日 | <指の訓練 69番>先週と同じ。ファとソを押さえてレミレミレミドミ。速度を上げたら、いつものように左手の4の指が徐々にスローテンポになっていった。左手の4の指に合わせてできる速度で訓練。遅くとも正確にしっかりリズムを刻むことが大切!!69番には思い出がある。JS先生の初めてのレッスンの時に弾くように言われたからである。その時はファとソを押さえたら、他の指が思うように動かず全く弾けなかった。それまでの先生たちとは違い、きちんと私に教えようとしているJS先生の姿勢を感じ、新しいスタートラインに立って、嬉しい気がした。2年を経て69番も何とか弾けるようになった。小さい子たちのように飛躍的な進歩はないが、少しづつではあるが、指も動くようになってくるのが証明された。<ノクターン 9−2>来週が発表会なのでたまたま空いていたホールで本番の練習をした。きょうは、先週MDに録音した自分のへたな演奏に慣れていて、あきらめもあり、それほどは上がらなかったつもりだった。が、ペダルも乱暴な感じのところもあったし、演奏がいつもより雑だったそうである。やはり、上がっていたのである。 |
| 7月26日 | <ノクターン9−2>今日は発表会前最後のレッスン。私はいつもは水曜日なのだが、発表会当日なので慌しいからということで今日、火曜日にレッスンをした。発表会前日、もう何を注意されても直すには時間がない。先生も観念して、今日は誉めることに徹していた。まだまだ、いろいろ注意したいことがあったでしょうに、我慢して黙っていてくださった。教えていただいた半分も表現できているかどうかというところだが、それも実力なので仕方がない。始める前の深呼吸と終わる時の手の運び、ペダルの放し方など教えていただいた。優雅な曲なので振る舞いも優雅にしてほしいそうである。私もできれば、優雅に振舞いたいが、今年も舞台に上がったら何がなんだかわからなくなっているような気がする。ドキドキドキドキ... |
| 7月27日 | <ノクターン9−2>発表会終了!!すごい開放感である。きのう練習したように、舞台の上で深呼吸をしてから、弾きだした。でも慣れない事をしたせいか、出だしが最も上がっていたようである。危ない危ないと思いながら、友人のSHさんに指使いを直して貰ったところにきて、どういうわけか落ち着いてきた。左手の小指の音をはずしたり等、ミスタッチは多少あったが、全般的にみれば,昨年よりも良かったような気がする。JS先生にも今年はようやく合格点に達したといわれた。JS先生の一般の大人の生徒(テクニカルコース以外)は3人なのだが、3人の中で一番早く弾く(一番レベルが低い)私が最も心配だったらしい。 |