(無言歌集30−6 メンデルスゾーン 1809〜1847)

ベニスの舟歌
48曲からなるメンデルスゾーンの無言歌集には<ベニスのゴンドラの歌>という作品が3つある。そのうちのひとつである。

10月19日
(2005年)
<亜麻色の髪の乙女>の次の曲として、<愛の挨拶 エルガー>と<ベニスの舟歌 メンデルスゾーン>の楽譜を準備していった。<愛の挨拶>はH先生に就いていた頃、発表会で弾いたことがあるが、実力もなかったのに練習不足で舞台の上で止まってしまったという苦い思い出の曲である。いつかはこの曲をクリアしたいと思い続けていたので、できれば<愛の挨拶>を教えてほしいと思っていた。しかし、JS先生は迷いもせずに<ベニスの舟歌>を選曲した。<愛の挨拶>は連弾なら簡単らしいが、独奏はかなり難しいそうである。やはり...である。ということで、今回は<ベニスの舟歌>に決定した。もしかしたら先生はドヴォルジャークもあまりお好きではない感じがしたが、エルガーもあまりお好きではないのかもしれない。
10月26日 <亜麻色の髪の乙女>の録音終了後に譜読みをした。<亜麻色の髪の乙女>と較べたら譜読みはかなり楽である。この曲はペダルに頼っては柔らかな音が出ないそうで、まずはペダルなして弾いても音が繋がるように練習してくることが宿題になった。<ベニスの舟歌>は先生のお気に入りの曲らしい。とても気持よさそうに模範演奏をして下さった。
11月9日 <指の訓練 シュミット 75番>ミとファを押さえてドレドレドレドレソレソレソレソレ。右手は自然に動くようになったが、ドレドレと弾いている時にソを押さえる左手の親指が、鍵盤からかなり離れて上を向いてしまう。つまりこの指の脱力ができてないからだそうである。続けて宿題になった。<ツェルニー 44番>分散和音が繋がったそうで、OKということになった。手首の移動が上手になればさらに速く弾けるようになるそうである。ピアニストの中村紘子さんが鉄アレーで手首を鍛えているという話を思い出した。<ベニスの舟歌>この曲はペダルはちょこちょこ踏まない方がよいそうである。そして左手の伴奏は手首を沈めて上げて、沈めて上げて、...というように繰り返して弾いていくと音が繋がってよいそうである。また手首を沈めて弾く音の方が手首を上げて弾く音よりも強くなるのだそうである。メロディのトリルのところも手首を使って強弱の加減をしてほしいと言われた。
11月16日 <指の訓練 シュミット75番>左手が若干速度が遅いが、前回よりは大分上達したということ。76番に進んでよいことになった。<ツェルニー 45番>親指で打鍵するスラーのかかった音とのスラーの切れた音。楽譜どおりに、すぐに弾こうとすると忙しい感じがするので、今回は全体をつかむために16分音符*4を1つの和音で弾く練習をした。<ベニスの舟歌>大体弾けているらしい。音が飛んで弾きにくいところは覚えてくるのが宿題に。この曲は案外簡単な曲だったようである。
11月30日 <指の訓練 シュミット76番>ミとファを押さえてレドレドレドレソ。いつものようにまた、左手の薬指の脱力ができていないそうである。リズム練習は7パターンあるのだが、脱力の近道はスタッカートでの練習である。毎回毎回言われているので良くわかっているのだが、いくら命令しても指が言うことをきいてくれない。大人になってからの訓練は思うようにいかないものである。<亜麻色の髪の乙女 ドビュッシー>先日の録音が操作ミスで再生不可ということがわかり、今日もう一度録音した。録音前に一度弾かせてもらった。この曲はしばらく先生にみて頂かなかったせいか、リズムがいい加減になって悪癖がついていた。。一応直してから録音したが、やはり注意されたところで失敗してしまった。何度やり直しても多分同じかと思う。まぁ実力なのだから仕方がない。<ベニスの舟歌 メンデルスゾーン>左手の伴奏の音が強すぎて右手のメロディが響いていないそうである。伴奏の音の方がたくさん弾いているのだから、普通に弾いたら強くなるのが当然である。伴奏は抑えて抑えて弾かなければならないそうである。わかっていてもできないものはできないのだ。先生はこの曲も今日録音したかったそうである。私は人に聞かせるようになりたいとも思わないし、自分が楽しめればいいのでそんなに急がなくともいいのだが...きょうもいっぱいいっぱいの時間教えていただいた。
12月7日 <指の訓練 シュミット76番>いつもより早くピアノ教室に到着。廊下で待っている時、私の前の生徒さんの演奏が聞こえてきた。滑らかなタッチの素晴らしい音色を聴いて圧倒された。私の前の生徒さんも後の生徒さんも講師をしている人たちである。同じピアノでも弾き手によって音色が全く変わるものである。私の音は幼稚な音なのだ。ミとファを押さえてレドレドはドレドレよりも難しいそうで、また宿題になった。<ツェルニー 45番>Allegro vivace これは相当速いらしい。まぁまぁ弾けているが、もう少し速く弾けるようになってほしいそうである。音が離れて弾きにくいところを取り出しての部分練習をした。指使いも無駄なエネルギーを使っている動きだったので直された。より速く弾くためには無駄な動きを省くようにということである。<ベニスの舟歌 メンデルスゾーン>とうとう録音。出だしの音がうまくいかなくて、中間のところで左手の伴奏の音が2小節お留守になった。右手だけは動いていたので音の流れを止めずに最後まで弾いた。音の流れを止めなかったことは良かったと誉められた。本番ではないので来週も録音することになった。
12月14日 <指の訓練 シュミット76番>右手は合格したが、やはりまた左手が不合格に。左手のミを押さえている3の指に力が入って、4の指の動きが鈍くなるのである。1つ1つの指に命令をしてもそれぞれ指が独立していないので言うことを聴いてくれない。来週までできるようになることやら...まぁ気長にいこう!!<ツェルニー 45番>先週よりかなり良くなったそうである。部分練習の成果があったのだと思う。ようやく46番に進んでよいことになった。<ベニスの舟歌 メンデルスゾーン>先生がマイクを忘れたために、録音は来週に延びた。最初の頃は簡単に感じていた曲だが、練習を重ねて慣れてきたら難しさを感じるようになってきた。間のとり方、ペダルの踏み方と先生の注意も細かくなってきている。言われたとおりに弾こうとしても思うように指は動かないし、ペダルも踏めないのである。今日はペダルの踏むタイミングを詳しく教えていただいたが、難しくて良くわからなかったというのが本音である。かがんで私の汚い古い靴を押さえて教えて下さったというのに、飲み込みの悪い生徒である。最後に新しい曲の譜読みをした。後の生徒さんが風邪でお休みだったので15分も延長授業をしてくださっていた。
12月21日 <指の訓練 シュミット76番>ミとファを押さえてレドレドレドレソ。速く弾く訓練で2*3回目位から左手の3の指と4の指が仲良くいっしょに動いてしまう。この訓練はもう4週目である。何時までたってもできないのでお情けで合格になった。<ツェルニー 46番>ロ長調(♯が5個)の音階と分散和音の練習。3拍子で右手は16分音符でメロディがつくられている。左手は音が離れて弾きにくそうな和音での伴奏。音符を追うのが精一杯でリズムが感じられない。1拍は6音なので、いちいとおお、にいいとおお、さあんとおお、と言いながら練習すれば良いそうである。<ベニスの舟歌 メンデルスゾーン>練習なしで録音。今日は出かける前に庭仕事をしてバラのとげを右手の親指に刺してしまった。忘れていたが、この曲を弾き出したら痛みを感じ、指がスムーズに動かなくなった。2回続けて録音したが、前回よりも悲惨なものであった。今日の演奏では終わりにできないので次回また録音することになった。
1月11日
  (2006年)
久しぶりのレッスン。<指の訓練 シュミット77番>ミとファを押さえてドレドソ。左手の薬指がしっかり弾いていないときもあるそうだが、大体はいいということで1回で合格になった。ミとファを押さえることに慣れてきたようだ。<ツェルニー 46番>始め、3拍子を意識し過ぎてふわふわふわと聞こえるという注意があった。強弱をつける練習をしたら大分よくなったそうでこれも完璧とはいえないが終わってよいことになった。<ベニスの舟歌 メンデルスゾーン>前回よりもテンポが速くなっているし、全くしっとり感がなく、まるで行進曲のよう!!お正月の後は音が乱れていることが多いので今日は録音の準備はしてこなかったそうである。正解である。また録音が延期になった。この曲はすぐに終わるかと思っていたが、甘くはなかった。残りの5分で次の曲<マリー>を見て頂いた。
1月18日 <ベニスの舟歌 メンデルスゾーン>今日はこの曲からスタートした。1度弾いて、諸注意の後録音した。トリルの前にritしてゆっくり弾いて、トリルのところでテンポを元に戻さなければいけないのに戻っていないから直すようにと言われたのだが、そこにきたら緊張してしまい音をはずしてしまった。何度やってもこの曲はうまくいかない。どの曲もミスタッチなしで弾けたためしはないが、この曲はあまりにもひどすぎる。先生もこの曲はこれ以上続けてもあまり上達しないと判断したようで終わりということになった。<指の訓練 シュミット78番>ミとファを押さえてソレソド。ミとファを押さえるのに慣れてきたので78番も楽にクリアできるかと思っていたが、これは右手が思うように動かない。右手の4と5の指が仲良くいっしょに動いてしまうのである。4と5の指が同時に動かないようにするためには、ミとファを押さえてソソソソと何度も弾いて訓練すればよいのだそうである。なんと地味な訓練だろう!!片手づつ確実に弾けるようにするのが宿題である。<ツェルニー 47番>右手のメロディがすべて黒鍵の32分音符で構成されている。軽やかに弾くには手首の回転が必要ということである。手首を回転させる場合、上下させずに平行に動かすことが大切ということ。私は手首が上下してしまうので、左手で右手を押さえて練習してみようと思う。