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岩間寺の名で親しまれているこのお寺は、正しくは岩間山正法寺といい海抜140mの岩間山の頂上近くに有ります。
山頂近くの参道からは、琵琶湖の展望がさながら内海のように美しく眺められます。
あまり広くない境内には、寛永年間(1624〜1643)に大修理をしたという神社を思わせるような本堂と不動堂の間には、「古池や蛙飛び込む水の音」の句にちなんだ池があります。
貞亨3年野晒紀行の旅から石山の幻住庵の戻った芭蕉が岩間寺にこもって得たのがこの句であったと伝えられている。
全国各地には、古池の句にちなんだ池がありどこが本当なのか解りませんが岩間寺にはこの句が生まれるにふさわしい静寂さがただよっています。 |