みのかんの銀塩カメラ研究室PoorFinger>エレクトリックギタ−

みのかんの家にあるエレクトリックギタ−(ベ−ス)

Gibson SG
スタンダ−ド

 その頃、つまり息子がエレキギタ−に触れ始めた頃である。
まだ我が家にエレキギタ−は一台もなかった。
ギブソンのSGがあるにはあったが、友人に貸したまま。ある日ホ−ムセンタ−でその友人にたまたまた会い、息子がエレキを始めたと言ったら、すぐに返してくれた。
 しばらくはそのSGを使っていた。やがて友達とバンドらしきものを結成するようになると、このギタ−がギブソンであること、有名であることを知らされる。それからはこのギタ−に夢中であった。
 とりあえずアンプがなくては困るので、安い10Wくらいのものを買い与えた。
 そして息子はギタ−少年へとお決まりのコ-スをたどる。

 このギタ−は、やはり実兄より譲り受けたもので、僕が若いときのメインエレキであった。しばらくは使わないでいたので、弦もさび付いた状態であった。
 友人に貸しっぱなしで約4年間、そのまま。ちょうど旅から返ってきた友達にあったような気分であった。30年前のエレキギタ−である。ボロボロだが、一応は腐ってもギブソンの本物。

Maison
型番不明

 隣の家の人からジャンクとしてもらってきたもの。他に後ほど紹介するビル・ロ−レンスとカワイのアコギをあわせて3台もらってきた。
 当初はこのエレキ、左利き用に無理に改造してあった。しかしナットとかの部分はそのまま右利き用になっていたので、弦を張り替えるだけで簡単に右利き用に直せた。
 もらってきたときすぐにアンプに通してみたら、あれれ・・音が出ない。さて、持ち前のジャンク修理の腕の見せ所である。ここはハンダ付けであろうと、裏のカバ−をはずしてみると、案の定配線切れ。多分ここだろうと切れた配線を結線。見事に音がでた。
 メイソンというブランドはご存知の中国製だか韓国製だかであるが、これ意外と弾きやすいエレキである。アイバニ−ズのコピ−なのだろう。ピックアップも特に問題はない。息子はどうかしらないが、ブランド物にこだわらない自分は結構気に入っている。

Bill Lowrence

 隣の家の人からいただいた3台のうちの一台。これはすごいジャンクで、ブラックボディにドリルで穴がたくさん開けてある。ピックガ-ドはサンドペ−パ−でへたくそに加工してあり、お世辞にもきれいとはいえない。アンプに通すと音はでる。しばらくはそのままだった。
 ある日、息子がネットで見たエレキのリペアをやると言って分解を始めた。しかし経費の面でつっかえてベッドの下にそのままになっていた。
 これもある日であるが、ネットで息子がビル・ロ−レンスを検索。結果、ピックアップが有名であること、比較的人気のあるエレキであることが分かる。さぁそうなると親父の出番である(笑)。経費はこちらもちでエレキのリペアを始めた。初期の塗装を落し、沢山の穴をパテ埋め。ラッカ−塗装とピックガ−ドやボリュ−ムつまみの購入とがんばった。
 当初は自分が使うつもりだったが、結局息子にとられた。後にこれがモ−リス製であることなどを知るが、親子共にこのエレキの価値をまったく知らなかったわけである。
 最初と同じくブラッキ-ストラトにしたのは、クラプトンを意識していたためである。ジミヘンではない。 

 

PotoGenic
ST-16

 この時ギブソンとジャンクエレキの3台があった。息子はギブソンのSGで満足していたが、バンドの仲間が安いフォトジェニックを買ってもらったらしい。これを見て息子も欲しくなったのだろう「ギブソンはいいけど、モット気楽に使えるエレキが欲しいなぁ」とつぶやいた。
 この時自分はフォトジェニックなんてものを知らなかったが、ある日たまたまヤフオクを見ると、とんでもない安いエレキが新品で安く出ていた。もう一件SXというサンバ-ストのストラトも安い。どちらもあと20分で終了。すぐに息子の携帯にメ−ルすると、フォトジェニックの赤がいいということになり、入札して、無事落札。
 使った感じは悪くはない。弾きやすい。息子は大喜びである。生まれてはじめての新品のエレキ。これでパ−プルを弾きまくっていた。このギタ−を手にした頃から息子のギタ−の腕も上がり始めた。
 親父は何も知らなかったのだが、このエレキ、別にオ-クションでなくとも、いつでも安いエレキであった。送料分くらいは安かったのかもしれないが(笑)。

SXストラトモデル
型番不明

 フォトジェニックと同時期にヤフオクで落としたもの。というか終了時間が迫っていたので、とりあえず2件入札しておいた。その後息子にメ−ル。どちらがいいかを確認しているうちに終了時間がきてしまった。息子はフォトジェニックを選んで、そちらは無事落札したのだが、後で気がついてこちらも開いてみるとこちらも落札。しまったと思ったが、もう後の祭りである。こちらも安く購入。こちらは結構安かった。
 使い心地はフレットが少し高いのでややスライドするのにやりにくい。しかし作りはなかなかで悪くない。
 後に調べると、中国製ではあるが本家と同じアルダーボディーを使用しているらしい。それはまぁどうでもいいと正直なところ思っているが(笑)、遊びで買える値段のエレキは気楽でいい。
 いきなりエレキが増えたわけであるが、今はアコギ派の娘が使っている。どういう使い方をするかというと、夜遅くのストロ−ク練習用である。コ−ド変換の練習とストロ−ク練習には音がうるさくないので11時ごろまでできるらしい。なるほどと思う。
 で音はどうなのと言われると、何も答えられない。アンプを通した感じではシングルコイルの素直な普通の音である。可もなく不可もなしという感じ。

EMGピックアップ搭載
工房オリジナルベ−ス

 このベ-スはネット仲間のキキさんよりいただいたもの。近くの工房で作ったこだわりのエレキベ−スだそうである。確かに違う。
 後にジャンクの古いエルクのジャズベ−スをこれまた友人よりもらったのだが、やはり風格と使いやすさは一段も二段も上である。そのジャズベ-スは修理した後に、娘の友達が一緒にバンドをやるということで、その友達に貸しっぱなしである。一度返しに来たのだが、ずっと使っていていいよとやさしい親父振りを発揮。その裏には、このベ-スの存在がある。
 さて、このベ-スが届いたときには、まず息子が大喜びである。すぐにチュ-ニングをして弾き始めた。ベ-スのチュ-ニングはハ−モニックスで非常に分かりやすい。
 まずは親父がベ-スを弾いてみた。息子と二人で古い曲。クリ-ムの「サンシャイン・ラブ」をやる。歌は適当にいい加減に僕が歌ったが、結構いけるのだ。のりのりである。これでドラムが加わればそのままバンドが組める(笑)。
 問題なのはギタ−と違いベ−スは遠くまで音が届く。さすがの田舎でもあまり遅くまではできない。
 息子に言う、ベ−シストもいいんじゃないかと。ギタ-リストはくさるほどいるのだから、ベ-シストであれば、バンドでは引く手あまたであろうと。息子も一時期その気になったが、とりあえずはまだギタ−リストである。
 

 友人ムラマサ氏のところより略奪してきたジャズベ−スである。メ−カ−はエルク。今ではエルクはビンテ−ジとなったが、昔は有名なメ−カ−であった。

 時代と共にメ−カ−も変わっていくのは仕方がないが、昔自分が高校生の頃に使っていたアンプもよく考えるとエルクであった。

 ナットははずれ、一弦のブッシュもなく、一弦側の7フレットのあたりにバインディングのはがれがあり、弾く時にひっかかるので、リペアした。

 あたりまえだが音は出る。ベ−スは要るときには要る。ドラムがなくてもベ−スは必要である。