PENTAX  SFX       MSXのマイナ−チェンジ 

    

ペンタックス初の本格的AF一眼、SFXのマイナ−チェンジ版

1987年、ペンタックスがやっとAF一眼をだした。ミノルタから遅れること約2年。同時期にキヤノンのEOS650が発売され、その影に隠れてしまった感がある。
特徴はなんといってもストロボ内臓である。これはリトラクタブル(収納自在)ストロボであるが、今となってはあたりまえの機能。でも当時はこれも世界初である(ペンタックスは世界発が多い、そのわりにパッとしないが)。せりだすストロボはなかなかかっこいいのである。
この内臓ストロボと併用して外付けストロボも増設できるところがと特徴であり、ペンタックスのZ−1Pまで、この機能は変わらない。かなりこだわっている機能でもある(笑)。

このSFXを一年半後にマイナ−チェンジしたのが本機であるが、どこが変わったかわかりずらいのである。このへんの宣伝もペンタックスはへたくそだった。改めて紹介すると、まずオ−トブラケティングが付いた事、1/2000秒から1/4000秒にグレ−ドアップ、マルチプログラムAE
(8モ−ド)の追加、連続撮影と一コマ撮りのほかに3コマ撮りの機能の追加、ほかに動体予測AFが追加されている。しかしこれらの機能はミノルタがすでにやった事であり、当時はそれほど話題にもならなかったと思う。ほんとに間の悪いメ−カ−である(笑)。

みのかんのSFXn

買ったのは最近である。ヤフオクで入札し8000円で逃がしてしまったが、2週間後くらいにヤフ−よりメ−ルが届き、「最高落札者が連絡不能となりましたので次点落札者のあなたが選ばれました、拒否することもできます」ということである。もちろん拒否はしません。晴れて希望価格にて見事手にする事ができたわけである。
この時つくづく思ったのだが、欲しいというエネルギ−が強いと、カメラのほうが勝手に寄ってくる事である。これは不思議である。いままでにもこれに近い事がよくあったのである。

ペンタックスのAFは、このSFXnとSF7と2台持っているが、残念ながらAF専用レンズは1本しか持っていない。ほとんどMFレンズを付けて撮っている。しかし別に不自由は感じていない。何のためのAFカメラなのかよくわからないが、ワインダ−内臓程度の使い方しかしていないからである。
いずれ余裕がでたらと思うが、まだまだ、欲しいエネルギ−が充満していないみたいである(笑)。

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