OLYMPUS  ACE  

レンズ交換できるレンズシャッタ−機

オリンパスのやった快挙
発売は昭和33年(1958年)12月。
このカメラはレンズシャタ−機なのにレンズ交換ができるという優れものである。
オリンパスは常に新しい事に挑戦するメ−カ−である。ワイドカメラと35S関係に一区切りがつくと、新たな目標に向かっていった。それはレンズ交換できるカメラであった。そしてついにコパルの技術陣とともに完成させたのがエ−スということである。

レンズは45mmを標準にすえて、ワイドが35mm、テレが80mmという3本である。なかなかに使いやすいカメラであり、当時これほどの技術があって、何故他のメ−カ−は追従しなかったのだろうかという疑問が湧いてくる。技術的に難しいのか、それとも採算が合わなかったのか、、、、これは僕がずっと抱いている疑問である。


みのかんのオリンパスACE
このカメラは新潟市の人から、文字通り一山いくらで譲ってもらった中の一台である。
最初はレンズのはずし方さえわからなかった。適当にいじっていたら、ある時簡単に外れた。今度は嵌めてみる。これを2度ほど繰り返したら理屈がわかってきた。わかってきたら、この構造がいかに巧妙にできているかがまたよくわかってくる。実によくできていると感心したものである。
スナップによく使った。もちろん交換レンズは標準しか持っていないが、この45mmF2.8の描写は抜群である。ズイコ−恐るべしである。
ヤフオクでたまに交換レンズとセットで出ている事があるが、とてもとても高くて手の出せる値段ではない。
望遠80mmはとにかく、35mmF2.8はぜひ欲しいと思っているのだが。

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