MAMIYA   W型

マミヤ6の中期のモデル
知る人ぞ知るマミヤ6である。蛇腹式でパタンと閉じると非常に携帯性が良くて、およそ中判の6×6とは思えない。距離計連動でバックファ−カス式である。つまりレンズを動かすのではなくて、フィルム面を動かしてピントを決めるというもの。
僕の持っているのはW型でズイコ−レンズ付であるが、マミヤのレンズ付もある。全部で13機種あり、初期型発売が昭和15年、最後のオ−トマット2型が昭和33年である。僕のもっているW型は昭和22年の発売である。


みのかんのマミヤ6

このカメラはジャンクということで中古相場の半額以下で手に入れた。どこがジャンクかというと、蛇腹を閉じた時のロックが壊れていてロックがきかない。しかしちゃんと締まるし簡単には開かない。開く時はロックボタンを押さなくても前にぽんと振るとバカッと開く。これはかえって便利である。その他は特に不備はなく快調である。
ただしバックフォ−カスシステムはフィルムを前後に動かすために、コマ間が詰まってきたり、逆に開きすぎたりするので僕は赤窓を確認してフィルムをおくっている。
写りはカラ−で撮るとさすがにフレア−が目立つがモノクロではそんなに目立たない。全体的なフレア−なので焼きでごまかせるからである。昭和22年であるからこれは仕方が無い。

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