Konica C35EF3
  若者をねらったカラーバ−ジョン、ピッカリコニカ  


カラ−ハンディというネ−ミングで発売

発売は1981年3月。初代ピッカリコニカの発売が1975年だからちょうど6年後である。この6年の間にジャスピンコニカのAFカメラが発売されているが、このカメラは一万円安の手軽さを売り物にして、若者層をタ−ゲットにして発売されたと思われる。
レンズは初代C35から受け継がれた38mmF2.8ではなく35mmF2.8を採用していて、どういうわけか35mmのレンズはこのシリ−ズだけである。この後に発売された兄弟カメラのC35EF3Dでは、これまた不思議なことに36mmという焦点距離になっている。

コマ−シャルでは近藤真彦というタレントを起用し、若い女性層を狙ったものと見られる。カラーバ−ジョンとして6色を採用して、黒、赤、白、青、黄、銀と揃っていた。
シャッタ−は電子シャッタ−を採用している。暗いところでは赤いランプが付いて警告し、ストロボを手動でポップアップする仕組みである。セルフタイマ−も電子であり、赤く点滅するが、どこでシャッタ−がきれるのかがわからないのが欠点である。せめて点滅が早くなればと思うのだが、この時代はまだそこまでは技術が進んでいなかったようである。

みのかんの3台のEF3

現猫の眼会長よりいただいたものである。写真のとおり赤、銀、青の3色である。
何よりも気に入っているのが目測式であることである。非常に気楽なカメラで、スナップにはもってこいである。ただ色が少し目立つので町角スナップに持ち出すには少し気が引ける。
とにかく、理屈抜きに楽しいカメラである。ちょうどグリコのおまけを集めている気分である。こうなると6色全部集めてみたいと思うのが人情である。黒は比較的手に入りやすいと思うが黄色と白はかなり難しいと思う。

                               INDEXに戻る