Canonオ−トボ−イ TELE6 ハ−フ切り替えのすぐれもの


発売は昭和63年3月。
このカメラは歴史に名前を残してもいいカメラである。と思っているのは僕だけかもしれないが(笑)。
フルサイズとハ−フサイズの切り替えができるという点がとにかくすごい。過去にもコニカオ−トレックスという一眼レフがあったが、コンパクトカメラではこれが最初で最後ではないだろうか。
シャッタ−音と巻き上げ音がうるさいが、普段はレンズカバ−が閉じていて、撮影の瞬間だけカバ−が開くというのは面白い仕組みである。
レンズは35mmと60mmの2焦点切り替えであり、ズ−ムよりも割り切っている分使いやすい。

みのかんのTELE6
このカメラが欲しくて仕方なかったが、あるときヤフオクに出ていたので入札し買ってしまった。喜んでいじっているとカバ−が開いたままになってしまい、なくなく行きつけのMカメラ店に修理を持ち込んだ。すると店主が「ああ、懐かしいですね、家にもきれいじゃないのがありますよ、持ってきてみましょうか?」ということで、2台目をゲット。その間にジャンクを入札していたものが、希望どおり落札。これがジャンクでなく、ただの電池切れ。結局3台のTELE6が集まってしまった。
この間がたったの一週間である。いままで何年も探していたのに見つからなかったというのに。
それでは3台もあるんだから売って欲しいという人もいたが、まったく売る気はない。3台とも大事な自分の愛機である。市場にあまりないと思うと壊れた場合の事も考えてストックまで用意しておく。本当に気に入っているカメラはこんなものであり、コレクタ−という意味とはちょっと違う感じである。

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