「ふぁ〜……」
諸葛亮が大きく欠伸をすると、向かい合って仕事をしていた姜維がきょとんとした顔で彼の方
を見た。
昼間だというのに眠たそうにしていて、全く仕事が進んでいないのを不審に思ったのだろう。
「どうしたのですか? 丞相。」
「あっ…、すみません。」
諸葛亮は気恥ずかしそうに目を逸らし、再び筆をとった。
…昨晩、ずっと玩具で自慰をしていて寝不足になってしまったなどと言えるわけがない。
なかなか寝付けなくて…と適当に理由を話して、その日の政務は早めに切り上げた。


「あっ…!?」
部屋に戻ると、昨日と同じように布に包まれた荷物が机の上に置かれていた。
「(まさか……)」
焦燥を感じ昨日の荷物の所在を確かめてみたが、寝台の引き出しに入ったままで、他人が触
った形跡もなかった。
諸葛亮はホッとした表情で、再び机の上の荷物に目をやった。
「…と、言う事は……」
送り主は、諸葛亮が玩具を使ったかどうか確かめるでもなく、ただこの荷物を置いていっただ
けのようだ。
…二日も続けてこのような事が起これば、普通なら気味悪がるだろう。
しかし、諸葛亮はそんな事よりもその荷物の中身の方が気になるようだった。
「……」
この荷物を開けて中身を見てしまったら、もう戻ってこられないような気がした。
…いや、性具の甘美な快感を覚えてしまった時点で、既にまともでは無いのかもしれない。
自嘲の笑みを浮かべながら、諸葛亮は荷物の布を解いていく。
「あ……」
箱の中で丸まった紙に埋もれているそれを見た瞬間、諸葛亮は思わず唾を飲み込んだ。
黒い持ち手の部分に動きの強弱を調節するスイッチが二つあり、真珠を象ったと思われる大
小6個ほどの玉が持ち手に繋がるように付いていた。
昨日の玩具のように柔らかい印象ではなく、肛門で快感を得るために作られたのだと思わせ
るような代物だった。
「(凄い…、こんな物があるのですね…。)」
うっとりとしながらそれを手に取ろうとした時、紙の中にもう一つ何かがあるのに気付いた。
「…?」
紙をかき分けてよく見てみると、玩具の隣に透明な液体で満たされた小さい瓶が入っていた。
硝子製の栓を抜いて手に少し垂らしてみた所で、それが香油だと気付いた。
「(…まったく、ご丁寧な事ですね。)」
まるで使えと言わんばかりのそれを見ながら、諸葛亮は呆れたようにため息をついた。
それでも、一度性具の快感を覚えてしまった身体は、意志に反してずきずきと疼いてくる。
「(こ、こんな物…、……でも、入れたら…、きっと……)」
…昨日使った玩具とは比べ物にならない程の快感を感じることが出来るのだろう。
この玩具を根元まで埋め込んで、振動させた時の刺激を味わってみたい。
「ぅ……」
いけないと思いつつも、下半身に手が伸びてしまう。
性器はすでに熱を持って硬くなっており、諸葛亮は恥ずかしさを感じて顔を赤くした。
「(私…、そんなつもりは……)」
頭の中でどんなに言い繕っても、その玩具を使ってみたいという欲求は大きくなるばかりだ。
その証拠に、諸葛亮は玩具から目が離せなくなっている。
「あ…ぁっ……、私は…っ……」
諸葛亮は机に寄りかかるような体勢になると、着物の裾を捲り上げて、尻を軽く突き出すような
格好になった。
そして、香油を指先に垂らし、それを肛門に塗りつけるように指を動かす。
「っ…、いけない…、こんな……」
そう言いながらも衝動を抑える事は出来ないのか、躊躇う事なく肛門に指をねじ込んでしまう。
熱を持った粘膜に香油を擦り込むように、ぐちゃぐちゃと音を立てて掻き回す。
「あ…んっ…、でも…、我慢…出来ない……、んんっ…!」
二本の指で腸内を掻き混ぜながら、玩具を手に取る。
その大小入り混じった玉が自分の中を刺激するのを想像してしまい、諸葛亮は身体を小さく震
わせた。
「この位で…、大丈夫ですね…。」
充分解れた肛門から指を抜き取り、替わりに香油をたっぷりと塗した玩具を押しつける。
深呼吸をして手にグッと力を込めると、先端の一粒だけが肛内へ飲み込まれる。
「ぁ……」
そのままゆっくりと、一つ一つ味わうように押し込んでいく。
良く慣らしておいたからか大した抵抗もなく、玉の部分は全て中に埋め込まれた。
「はぁ…、はぁ…っ……」






諸葛亮は荒い呼吸を繰り返しながら、自分の中に入っている玩具の感覚をじっくりと味わって
いる。
指では届かない腸の奥の方まで玩具が入った事によって生じている圧迫感を楽しんでいるよう
だった。
「(…これを…、動かしたら、もっと……)」
持ち手をしっかりと握ってぎりぎりの所まで引き出し、また中に埋め込んでいく。
玩具の凹凸に敏感な場所を刺激され、おぞましいほどの快感が諸葛亮の身体を駆けめぐる。
「ひっ…! あうぅ…っ…、凄い……」
腰を艶めかしく動かしながら、夢中で玩具を出し入れさせる。
一番大きな玉の部分だけを何度も肛門に擦りつけるように出入りさせ、只管快感を貪った。
「うあぁ…っ! 大きくて……、んぅ…、気持ち良いっ…!!」
あられもない叫び声を上げながら、諸葛亮は絶頂へと一直線に駆け上がっていく。
「ひ…あぁ…、い、イクぅ…っ!!」
玩具を根元まで全て押し込み、背中をグッと丸め、身体を小刻みに痙攣させながら絶頂を極
めた。
諸葛亮は暫く放心した後、放った白濁液が机と床を汚してしまったことに気付いて顔を真っ赤
にした。
「うぅ……、わ、私…っ…、やぁっ…!」
絶頂を終え身体の力が抜けたためか、奥まで入っていた玩具が肛門から吐き出された。
ほんの少しの刺激だったにも関わらず、それでも身体が震えるほどの快感を感じてしまう。
「(何で…、おかしい…。こんな…、中がムズムズして……)」
中の粘膜がいつもより敏感になり、じんじんと疼いて火照っている。
「(まさか…、香油のせいで…?)」
玩具の挿入時に、痛くないようにとたっぷり塗ってしまった事を少し後悔した。
しかし、そんな後悔も、どうしようもない身体の疼きによってすぐに消え去ってしまう。
「(中…、熱くて…っ……、もっと…欲しい…!)」
諸葛亮は再び玩具に手を伸ばすと、ひくひくと痙攣する肛門にそれを突き入れ、疼く腸内を掻
きむしるように動かし始める。
「っく…、ふあぁ……、凄い…っ!」
机にもたれ掛かって更に尻を高く上げ、玩具を動かしやすい体勢をとって玩具の出し入れを繰
り返す。
激しく動いていたその手がスイッチに伸びた時、ふと動きが止まった。
「(……? 何で…、2つなのでしょうか…?)」
持ち手には、上下させることで強弱を調節できるタイプのスイッチが2つ並んで付いていた。
諸葛亮は不思議に思いながらも、快感を求めてスイッチをゆっくり引き上げていく。
「んっ…!」
昨日の玩具よりも柔らかな振動が、腸内に心地よい刺激を与える。
その感触を味わいながら、今度はもう一方のスイッチに手を伸ばす。
「(こちらは…何なのでしょうか…?)」
そのスイッチを引き上げた瞬間、諸葛亮は身体を大きく痙攣させた。
…無理もない。腸内に根元まで収まっていた玩具がうねり始め、火照った粘膜をグチャグチャ
と掻き回し始めたからだ。
「ひ…ぐぅっ…!! い、いやぁ…、こんな…、激しいっ…!!」
確かにその刺激は強すぎたが、だからといって昨日のように途中で抜こうなどという気は毛頭
なかった。
更にスイッチが引き上げられると、諸葛亮のモノから透明な液が溢れて床に滴っていく。
「んひぃ…っ! い…いっ…、お尻が…、掻き回されるぅ…!!」
一番大きな玉が腸内を押し広げながら暴れ回る感覚に、全身が総毛立つ。
絶え間なく快感を送り込まれ、頭の中で火花が散っているような感覚に襲われる。
「あ…うぅっ…! わ…、私…、もう……」
絶頂へと駆け上がるその瞬間、何故か姜維の笑顔が諸葛亮の脳裏によぎった。
「ああぁ…っ…!! 姜維…、ごめんなさい…、姜維っ!!」
諸葛亮は愛弟子の名を叫びながら絶頂したかと思うと、糸が切れたように机に突っ伏して、茫
然としながら荒い呼吸を繰り返していた。





今回の道具は電動アナルパールでした。しかも大玉入り。
ウチの孔明はある程度(自分で)開発しちゃってるんで平気なんですw

戻る