「姜維…、居ますか?」
ノックをして中から返事が聞こえたのを確認し、諸葛亮は一呼吸置いて部屋に入った。
「丞相、こちらにどうぞ。」
姜維はいつもと変わらぬ笑顔で、諸葛亮に椅子へ腰掛けるように促す。
今までに何度か姜維の部屋を訪れたことはあったが、その時と今回とは状況が違う。
諸葛亮は激しい緊張を感じながらも、姜維に言われるまま椅子に腰掛けた。
「ご用件は何でしょうか?」
真っ直ぐに見据えてくる姜維に気押されながらも、諸葛亮は意を決したように口を開いた。
「…テープを…、処分して下さい…!」
「テープ……、あぁ、丞相が浣腸オナニーしている映像のことですか?」
「っ…! ふざけないで下さい!!」
からかうように言われ、諸葛亮は思わず怒鳴っていた。
しかし、姜維はそんな諸葛亮の反応を見ても余裕の笑みを崩さない。
「姜維…、いい加減にしなさい! あんな物、即刻処分してもらいます!」
「処分ですか…、お断りします。あれは私のお気に入りなので。丞相が私の名前を叫びながら
イク所なんか特に……」
「止めて下さいっ!!」
ガタンと大きな音を立てて、諸葛亮が椅子から立ち上がる。
恥ずかしさからか眩暈のような感覚に襲われ、身体がぐらつきそうになった。
「…とにかく…、テープを処分して下さい…!」
それはいつもの諸葛亮の声とは違う、弱々しく震える声だった。
「…丞相、ご用件はそれだけですか?」
姜維はいつの間にか椅子から立ち上がり、諸葛亮の近くに歩み寄っていた。
諸葛亮は肩をビクッと震わせ、思わず後ずさりをする。
「も、勿論…です……」
「…昨日のように犯して欲しくて、ここに来たのでは…?」
「姜維っ…!」
姜維の言葉で昨日のことを思い出してしまい、諸葛亮は胸が締め付けられるのを感じた。
「…まぁ、丞相はプライドが高い御方ですから、そう簡単に素直にはなってくれませんよね。」
じりじりと壁際に追いつめられ、姜維に耳元で囁かれる。
両手で思い切り押し返せば引き剥がせたのだろうが、今の諸葛亮にそれをするほどの気力は
残っていなかった。
「では、こうしましょうか。丞相が私の言う事を聞いて下されば、テープの処分を考えます。」
「そ、そんな……」
「如何致しますか? 丞相。」
一体、何をされてしまうのだろうか…。
今から起きるであろう事を想像してしまい、諸葛亮はまた胸が締め付けられるような感覚に襲
われた。
「………、分かり…ました…。」
テープの為には仕方ない、と自分に言い訳をしながら、諸葛亮は姜維に承諾の返事を返した。
「お待たせいたしました、丞相。」
準備をする、と言って部屋を出た姜維が戻ってきた。
その手に持っていたのは、水が張られた少し小さめの木製の盥だった。
「……」
一方の諸葛亮は、姜維の寝台の上に座りながら泣きそうな顔で俯いている。
凌辱されるのが分かっていて逃げ出せないというのは、かなり精神的に堪えたようだ。
「そんな顔をしないで下さい。丞相のお好きなものをたっぷり用意したんですから。」
姜維はそう言うと、手に持っていた盥を諸葛亮の横に置き、寝台の下の引き出しから何かを取
り出す。
それは鮮やかな橙色で、蛇が卵を飲み込んだ時のように真ん中だけが膨れている、奇妙な形
をしていた。
「何ですか、それは……」
「ご存知ありませんか? …これは丞相の大好きな浣腸をするための物ですよ。」
「な…っ!?」
姜維はその道具の管の片方を盥に浸して膨れた部分を何度か押し、反対側の管から液を噴
き出させた。
それを見て、諸葛亮は盥の中身が浣腸液なのだと悟ってしまう。
「あ…ぁ…、姜維、貴方…、何ておぞましい物を……!」
そう言いながらも、諸葛亮の眼はその道具に釘付けになってしまっていた。
「丞相、どうしたのですか? そんな物欲しそうな目で見られては興奮してしまいます。」
はっ、と我に返ったように目を逸らす諸葛亮の様子を見て、姜維は楽しそうに笑う。
「…それでは、入れてあげますから足を広げて下さい。」
諸葛亮は目に涙を浮かべながら、おずおずと足を開いた。
姜維が寝間着の裾をたくし上げると、既に反応を示している諸葛亮のモノが露わになった。
「ぁ……」
「…また、何もしていないのに反応してますね。そんなに浣腸されたかったのですか?」
「っ…!」
揶揄するような言葉に、諸葛亮は悔しそうに唇を噛み締める。
しかし、姜維はそんな事は意に介さず、笑みを浮かべながら次の命令を下す。
「…このままでは少し見えにくいですね。お尻の穴が見えやすいように手で広げて下さい。」
「な…!? 何て事を……」
「私の言う事が聞けないのですか?」
…そうだ。テープを処分させるため、今は姜維の言う事を聞くしかないのだ。
諸葛亮は自分にそう言い聞かせ、震える手で尻たぶを割り開き、姜維の眼前に恥ずべき場所
を晒した。
「う…うぅ…、恥ずかしいです……」
「恥ずかしがることはありませんよ。丞相のここ、とても綺麗です。」
そう言うと姜維は自分の指を唾液で濡らし、目の前に晒されている肛門を揉みほぐすように刺
激する。
「ひぅっ…!」
そのまま指を潜り込ませ、締め付けてくる括約筋を拡げるようにこね回す。
入口の辺りを刺激しているだけなのに、諸葛亮のそこはヒクヒクと蠢いて指を締め付ける。
「い、嫌…っ、あぁ……」
「相変わらず敏感ですね。」
充分解れたところで指を引き抜き、例の浣腸用具を手に持って諸葛亮に見せつけるように掲
げる。
諸葛亮は、恐怖と期待が入り混じったような表情でその器具を見つめていた。
「そのまま、広げていて下さい。」
「あ…あぁ……、こんな…、嫌ぁ……」
肛門に管の先端を宛い、ゆっくりと腸内に入り込ませていく。
諸葛亮は腸内をゴム管が進んでいく感触を、唇を噛み締めながら耐えていた。
「…これで準備は出来ました。さぁ、思う存分味わって下さい。」
姜維はそう言うと、間髪入れずに器具の膨れた部分を握り締めた。
「うあ…っ!?」
冷たい浣腸液が下半身に浸透していくような感触に、諸葛亮は驚いたような声を上げる。
薬液の刺激に反応するように、管をくわえ込んだ肛門がヒクヒクと収縮を繰り返す。
「凄い…、まるで自分から呑み込んでいるみたいですよ。」
「あぅ…っ、冷たい…です…、止め…、っ……!!」
姜維は夢中でその器具を何度も繰り返し握りしめ、諸葛亮の中に浣腸液を流し込んでいく。
呑み込まされた管の先から冷たい薬液が噴き出すたび、諸葛亮は悲鳴を上げた。
「い、嫌あぁ…っ! お腹が…痛い…、もう…入れないで下さい……」
薬液の効果が出始めたようで、諸葛亮は荒い呼吸を繰り返しながら苦しげな表情を浮かべて
いた。
しかし、諸葛亮のモノはますます固さを増し、先端からは透明な液が零れていた。
「丞相…、浣腸がそんなに気持ち良いのですか?」
「ち、違います…! こんな事…、気持ち良い訳が……!」
「…そうでしょうか? それなら、これは何ですか?」
姜維は諸葛亮のモノの先端を指で軽く撫で、指先に付いた透明な液を見せつけるように諸葛
亮の目の前へ突き出した。
「そ、そんな物…、知りません…!」
「認めたくありませんか。…それなら私にも考えがあります。」
そう言うと姜維は、手にしている器具をギュッと思い切り握りしめた。
「ひいぃ…っ!?」
「やはり丞相のような強情な方には、徹底的にやって分からせる必要がありますね。」
諸葛亮のモノを手で弄りながら、もう片方の手で浣腸を施していく。
身体の方はすっかり昂ぶっていただけあって、諸葛亮はすぐに浅ましい反応を示した。
「んあぁ…っ…! そ、それ…、ひぅっ…、やめ…て…、下さい…!」
「どう言い訳しても、丞相は虐められて悦ぶ変態なのですよ。今日だって、私にこうして欲しくて
ここに来たのでしょう?」
「……違い…ます…、私…は、テープを……、」
「それなら、私が部屋を出ている間に探し出せばよかったのでは?」
姜維が意地悪く笑いながらそう問いかけると、諸葛亮の手がブルブルと震えだした。
「あ…、そ、それ…は………」
「それだけではありません。丞相ならば、他の方法を幾らでも思いつくはずです。それなのに、
わざわざ私の所へ来たのは何故ですか?」
「っく……、ぅ……」
その指摘に、諸葛亮は言い返すことも出来なかった。
黙りこくってしまった諸葛亮に対して、姜維は否応なしに浣腸を続ける。
「…もうすぐ終わりますよ。」
ズズッ…と音を立てながら、浣腸液は全て諸葛亮の中に注ぎ込まれていった。
姜維はそれを確認し、管を注意深く引きずり出した。
「んんぅ…っ!」
腸内を擦りながら抜けていく感触が堪らなかったのか、諸葛亮は体を小刻みに震わせた。
そしてすぐさま、姜維に哀願するような瞳を向ける。
「姜維…、あ、あの……、厠へ…行かせて下さい……」
「嫌です。私は丞相の排泄姿が見たいので。」
やっとの思いで口にした懇願を一笑に付され、諸葛亮は今にも泣き出しそうな表情で姜維を見
つめる。
「ビデオで見るのも良いですが、やはりこういうものは自分の目で見たいのです。」
「あ…うぅっ…! そんな…、っく…ぅ…、これでは…、我慢が…っ……」
肛門を広げている今の状態では、普段より我慢がきかないのだろう。
せめて足を閉じさせて欲しい、と目で姜維に訴える。
「…そのままにしていて下さい。その方が観賞しやすいので。」
「っ……、酷い……」
諸葛亮は苦しげに吐息を漏らしながら、必死に排泄を堪えている。
そんな諸葛亮の様子を見ながら、姜維は先程まで浣腸液が入っていた盥を諸葛亮の尻たぶ
に近づけた。
「はい、どうぞ。ここに出して下さい。」
その言葉で姜維は本気なのだと思い知り、諸葛亮は目を見張って顔を強ばらせた。
「姜維…っ!! か…、考え直して下さい! お願いですから……」
「…徹底的にやると言いましたよね? そのお願いは聞けません。」
「そんな…、う…、ぐぅっ……! もう…、私……」
手で広げられ露わになっている肛門から褐色に染まった液体が漏れ出し、限界が近づいてい
るのが見て取れる。
「丞相、出して下さい。…私に丞相の恥ずかしいところ、見せて下さい。」
「い、嫌…です…! あ、貴方に…見られるなんて…、っ…、嫌あぁ……っ!!」
諸葛亮の悲痛な叫びと重なるように、盥に排泄物が叩き付けられる音が響いた。
「う…ああぁ……、見ないで…、見ないで下さい…!! だめ…ですぅ……、ひぅん…っ!!」
排泄をしているだけだというのに、諸葛亮は絶頂していた。
白く綺麗な喉を仰け反らせ、身体を淫らに痙攣させながら白濁液を飛び散らせている。
「あ……、あ…あぁっ……、凄…い…、こんな…、嫌…なのに……、気持ち…良い………」
諸葛亮は尻たぶを広げた格好のまま、恍惚とした表情で譫言を繰り返す。
「丞相……」
姜維もまた、惚けたような表情で立ち尽くし、未だ絶頂の余韻に浸る諸葛亮に見とれていた。
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